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THE WORLD 作者:SEASONS

4月7日

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やるなら

「頑張れ優奈!」

全力で応援してみる。

だけど優奈は不安げな表情で生徒名簿に視線を向けてた。

「…どうしよぅ。」

小さく呟く優奈に。

「やるなら一番上を目指せ」

天城総魔が話しかけてる。

でも…さ。

一番上ってどうなの?

その一言って、わりと結構無茶じゃない?

そう思う私だけど。

「………。」

当然、優奈も困っているみたいだったわ。

だから。

そんなに無理しなくてもいいよって、言おうとしたんだけど。

何故かその前に。

「いや、ここは彼の意見が正しい。本当の意味で自分を知る為にも、思い切って上を目指すべきだ」

御堂先輩に遮られてしまったわ。

…って?

えぇっ?

うそぉっ!?

御堂先輩まで!?

優奈を煽る二人のせいで。

優奈は戸惑いながらも素直に対戦相手を選んだみたい。

相手の生徒番号は20004番。

御堂先輩よりも少し上の永瀬友香(ながせともか)さんだったわ。

この会場で一番最高の番号を持つ生徒なのよ。

とりあえず女の子という理由もあると思うけれど。

優奈にそれほど怯えた様子は見えないわね。

だけど…

「大丈夫かな…?」

不安はあるみたい。

「優奈なら大丈夫だって!頑張って!」

少しでも元気づけようと思って、明るく振る舞って優奈を応援したわ。

その判断が正しかったのかな?

全力で応援してみると。

「うん。頑張ってみる!」

優奈は少しだけ笑顔を見せて頷いてくれたのよ。

不安を抱えながらも笑顔を見せてくれるの。

そんな優奈と友達で良かったって心から思うわ。

まあ、試合の結果がどうなるかはわからないけどね。

ひとまず私達は優奈と一緒に試合場に向かうことになったのよ。
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