挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
THE WORLD 作者:SEASONS

4月7日

しおりの位置情報を変更しました
エラーが発生しました

ブックマークしました。

設定

更新通知 0/400

設定を保存しました
エラーが発生しました

カテゴリ

ブックマークへ

以下のブックマークを解除します。
よろしければ[解除]を押してください。

ブックマークを解除しました。

272/4820

人見知り

《サイド:深海優奈》

あうぅ~。

私はどうすればいいんでしょうか?

悠理ちゃんに押し出されたのですが。

どうすればいいのかが分かりません。

いつも以上に緊張してしまって、
目の前に座っている天城総魔さんに視線を向けることさえ上手く出来ないからです。

もちろん怖いとかそういうことではないのですが、
ただなんとなく場違いな気がしてしまうんです。

ここにいることさえ不自然な気がしてしまって、
自分がどうしたいのかも分からなくなるほどでした。

「あ、あの…」

話し掛けようとしても、上手く言葉がまとまりません。

知らない人と話をするのは苦手なんです。

対人恐怖症というほどではありませんが、
初めて出会う人には必要以上に身構えてしまうんです。

こういう性格を人見知りというんでしょうか?

自分で自分が嫌になってしまいそうです。

それでも性格は変われませんので、
そのまま何も言えなくなってしまいました。

うぅ~。

悠理ちゃん…。

助けてほしくて後ろにいる悠理ちゃんに振り向いてみたのですが。

悠理ちゃんは小さな声で『頑張れ!』って応援してくれるだけでした。

やっぱり私の代わりに話を聞いてくれるということはなさそうです。

はぅぅ…。

困りました。

どうすればいいんでしょうか?

自分でも戸惑ってばかりだと思います。

それでもどうしていいのかがわからないんです。

「そ、その…。」

もう一度振り返ってみると。

総魔さんは真剣な表情で私を見ていました。

交わる視線。

吸い込まれてしまいそうな総魔さんの瞳を見つめるだけで、
何故か私の中の不安が消えていく気がしました

不思議と少しずつ心が落ち着いていくような。

そんな気がしたんです。

どうしてなのかは分かりません。

ですが今ならちゃんと向き合えるような。

そんな気もしました。

「あ、あの…」

今度はちゃんと言葉に出来ます。

「教えてください。私の力が何なのかを…」

きちんとお願いをした瞬間に。

「ああ」

ほんの少しだけですが。

彼が…総魔さんが微笑んでくれたように見えました。
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。
↑ページトップへ