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THE WORLD 作者:SEASONS

4月5日

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戦術

《サイド:天城総魔》

翌朝、午前7時12分。

昨日より少し遅めの時間に目覚めた。

思っていた以上に疲れていたのかもしれないな。

すでに窓からは暖かな日差しが差し込んでいる。

どうやら日差しが感じられないほど熟睡していたようだ。

普段なら1時間程度早く目が覚めるのだが、
今日は昨日以上に深く眠っていた気がする。

そのおかげかどうかは分からないが体調は良い。

起き上がって自分自身を観察してみる。

特に問題はない。

魔力もかなり回復している。

完全には程遠いが6割程度は戻っているだろう。

やはり完全には戻らなかったか。

北条との試合までにはもう少し回復すると思うが、
まだまだ魔力に不安があるな。

とは言え足りないものは仕方がない。

昨日の試合によってこれまで蓄積してきた魔力を失った事が大きな痛手だが、
過ぎてしまったことを悔やんでも仕方がないからな。

現状で出来ることを考えるべきだろう。

魔力が少ないからと言って北条との試合から逃げるつもりは一切ない。

今の状態でも何とかなると思う。

北条との試合前に他の生徒と試合をして魔力を吸収する事は可能だが、
そこまでする必要はないだろう。

今のままでも戦術次第では十分に戦えるはずだ。

絶対に勝てるとは言えない状態だが、だからといって負けるとも思わない。

北条との試合中にも魔力は吸収出来るからな。

吸収すればするほど二人の差は縮まっていくだろう。

時間さえかければやがて魔力の総量は逆転することになる。

そこまで耐える事が出来れば俺の勝利は確定するはずだ。

まずは持久戦に持ち込むこと。

それさえできれば何とかなると思う。

吸収の能力を持つ俺にとっては最も有効的な戦術だからな。

持久戦こそが最大の策だ。

その作戦を考慮すれば、
わざわざ下位の生徒達から魔力を奪う必要はないだろう。

試合を行う限り、互いに攻撃する事は必須だからな。

北条の魔力を上手く利用出来ればいい。

そんなふうに考えながら出発の支度を整えていく。

体調そのものは悪くない。

いつも通りだ。

服を着替えて部屋を出る。

そして朝食を済ませる為に。

食堂に向かって歩きだすことにした。
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