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THE WORLD 作者:SEASONS

4月4日

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個人的な都合

《サイド:美袋翔子》

「理事長。報告は以上ですが、私から一つだけお話があります」

まあ、お話と言うか、お願いなんだけどね。

私が本当に伝えたかった事は総魔に関する報告なんかじゃないからよ。

あくまでもこれまでの立場的な問題で理事長には情報を提供したけれど、
ここへきた目的は別にあるわ。

総魔の報告なんかじゃなくて、
自分の意志として理事長に伝えるべきことがあるの。

そして今がその時だと感じて、理事長と向き合ってみることにしたわ。

「どうしたの?」

私の接近に若干驚きながら尋ねてくる理事長に、
私は自分の意志を伝えることにする。

「個人的な都合で申し訳ありませんが、天城総魔に関して今後一切の調査をお断りさせていただきます」

「…えっ?」

私の発言によって驚く理事長だけど、
理事長だけじゃなくて真哉と沙織も驚いているようね。

二人とも戸惑いの表情を浮かべていたわ。

だけどこうなることは予測してたし、仕方がないと思ってる。

だから私は退かない。

「今日この時点で、天城総魔の内偵から手を引かせていただきます」

「…本気で言っているの?」

「もちろんです。私が接した限り、天城総魔は純粋に力を求める一人の生徒であり、少なくとも学園が危惧するような存在ではないと思います。だから…」

「だから、もう嫌だ…と、そういう事かしら?」

「はい」

理事長の指摘に真顔で頷いてみせたわ。

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