第6.5話
定食屋に入る。
「いらっしゃいませ〜。あっ先生!?」
澪がいた。
「林、バイトか?」
「あー、家の手伝いなんで…」
看板に林食堂って書いてあったな…成る程。
「そうか」
「そうなんです。でその隣の美人は誰ですか?」
美人?誰が?澪がこちらを向く。そういえば素顔?知ってるの学校の生徒では居ないな。
実際数える程しかいない
『初めてまして。僕は月下 社遥さんの従兄弟です。』
うむ、騙してみよう。
「あっそうなんだ。よろ…『ゴン!!』
先生の拳が頭にヒット。
「『司』。嘘をつくな。」
「え!?」
痛いです…言葉にならないです。ばらさないで下さい。あれ?
『オーイ澪?』
固まってる
『おーぃ
「えええぇぇぇ!!!???」
ご飯を食べてたお客さんたちが何事かとこちらを向く。
「どうしたの!?澪?」
綺麗な女性が厨房から顔を覗かせる。
「何でもない!!知り合いが来ただけ!!」
なんかごまかす澪さん
顔を掴まれる。
「先生!!これ本当に司?」
顔をフニフニされる。変装じゃないぞルパ○じゃないんだから…
「残念ながらそれは司だ」『ひほぉいれふれぇ(ひどい先生)』
手を離す澪。
『痛いな〜客だぞ。丁重に扱え。』
「これが司?!…ブツブツ…。」下向いて独り言。
『あの〜そろそろ席に案内してくれません?』
澪の顔を覗く
「あっ!?ゴメンこちらどうぞ〜」
席に案内される。
「ご注文がお決まりになったら御呼び下さい。」
去って行く澪。うん接客モードだな。笑顔がなんか胡散臭い。
『何食べます?先生?』
「んー日替わり定食かな…司は?」
『この鯖の味噌煮定食にしようかと……』
「…おっさん好みだな…」『ほっといて下さい!!すいませーん』
澪を呼ぶ
「はーい」
『日替わり定食と鯖の味噌煮定食下さい。』
「はい少々お待ち下さい。」
『ご飯食べたあとどうします?』
「司はどうしたいの?」
『眼鏡を買いたいです。』
「そういえば、いつも眼鏡なの?」
『目に入れるのが嫌いなんですよ。』
「へぇ。」
なんて他愛のない会話をしてると
「お待たせしました。鯖の味噌煮定食は?」
『僕です。』
「日替わり定食はこちらですね。」
テーブルに置く。
「伝票はこちらに置いておきます。」去っていく澪。
『「いただきます」』
食べる僕ら
食べ終えて会計を済ませようとレジへ…先程の綺麗な女性がいた。会計を済ませると女性が話しかけてきた。
「先程は娘が失礼しました。澪の母の梓です。」
『えぇぇ!?こんな美人が?姉かと思いました。』
びっくりする僕。
「あらあらお上手ですね。」
笑顔の梓さん
『いえいえホントに…
「お母さんを口説くな」
スパァン
澪に頭を叩かれる。いきなり姿を表せやがって…。やるな…
「お母さんも嬉しがらない。恥ずかしい…」
『痛いな自己紹介をさせてよ澪。』
「私は担任の月下 遥です。」
あっ先越された
『同じクラスの古木 司です。娘さんにはお世話になってます。』
笑顔で挨拶。こっちみんな見てる…あれ?みんな顔が赤い風邪かな?梓さんが僕らの前に来る。
「娘をよろしくお願いします。」僕らに頭を下げる梓さん。いい…母親だな…僕のは…嫌な記憶だ…
『はい任されましたぁっ!!何なら嫁にでも…あぁもちろん梓さんをですよ?』
「えっ?//」
テンション上げよう
「任せられるかぁ!!!」ゴウッ!!
背中に正拳突かよ危なっ!!
緊急回避!!
前に跳ぶ…やばい前に梓さん居るから避けるな…
バキャ!!
『ゲフッ』
前に吹っ飛ばされる僕。息できない…あっ!?
ドンっ
「キャッ」
梓さんにぶつかり倒れる梓さんと僕…。このままだと梓さんが僕の下敷きに…。抱き着いて体の位置を代える
ドンッ!
『げふぅ!!はぁっ…。』
床硬ぇなぁ…息できないよ。何か柔らかいなぁ…梓さんが胸にいる…。ヤバイ!
「何お母さんに抱き着いてんのよ!!」
「っっ///」
赤面中な梓さん。回復する前に頭を蹴ろうとする澪。あぁ鬼が見える。『っ』
息できないから声でない…。
「落ち着け澪。それはマズイ。」遥さんが止めてくれた。
あぁ女神がいる。
何とか澪に落ち着いて貰う。早く出よう
『ご馳走様でした〜。』
「また来て下さいね///。」
「二度と来るなー」
店を出る。
『あー痛かった…。』
「………。」
あれ、怒ってる?
『どうしたんですか?』
「別に…。」
『機嫌直して下さいよ〜。』
「………ふぅ。わかったよ。」
『じゃあ。眼鏡を買いに行きましょ〜』
先生の手を引っ張る。
「っ…///。引っ張るな」
何か照れてる先生。
眼鏡屋に着く。
『ん〜フレームどれにしようかな〜。』
いろいろ掛けてみる。
「適当でいいんじゃない?」
『ん〜。先生も掛けてみません?』
「何で?」
『いやただ見てるのもつまらないでしょう?まぁ、眼鏡姿の先生も見てみたいんですよ。』
「うん…仕方ないな。」
どこか嬉しいそうな先生。『これなんてどうです?』
「んっ…。どうかな?」
『似合ってますよ。かわぃ
「可愛いぃ〜」
ん?声がする方を向くと
田辺先生がいた。 |