挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
0から始める小説の書き方徹底講座! 作者:N.M.ぺんくらぶ

技術論

しおりの位置情報を変更しました
エラーが発生しました

ブックマークしました。

設定

更新通知 0/400

設定を保存しました
エラーが発生しました

カテゴリ

ブックマークへ

以下のブックマークを解除します。
よろしければ[解除]を押してください。

ブックマークを解除しました。

55/61

情報整理力

 あれもこれも書きたいと詰め込み過ぎた結果、内容が散漫になってしまい、結局なにが言いたいのか読者に伝わらない。あるいは主人公の言動に対する動機や思惑といった根拠が語られていないため読者を混乱させてしまう。こんな現象に陥ったことはありませんか? これは執筆経験の浅い書き手に顕著で読者目線の文章や構成に意識が向けられていない場合に起こります。自覚している書き手は改善の余地があるんですが、どうやら無自覚で行っている書き手も多いようです。

 自己診断は非常に簡単ですので手元に資料のある方は是非とも試してください。
 その判断方法とは内容がうろ覚えになっている原稿(自著)を音読することです。

 執筆当時は熱に浮かされたように書くため、物語や文章の荒さを脳が補完してくれるんです。個性的なキャラクター、先の読めない劇的な展開、そして感動的なラストを書いたつもりになっているんですよね。ところが冷却期間を置いて読むと「一貫性のないキャラクター、滅茶苦茶な展開、ご都合主義的なラスト」となるんですよ。ちなみに私は処女作~三作目くらいまでは半笑いでしか読めませんでした(苦笑)。

 つまり「読者目線の文章や構成で書けていなかった」わけです。
 こういった現象は情報の過不足によって引き起こされています。しかしこれは書き手本人だけですべて把握することは困難で、プロなら担当編集が過不足を指摘してくれますし、アマチュアなら読者が指摘してくれることになります。※ただし「小説家になろう」で評価されている作品=読者目線で描かれている作品というわけではありません。

 では読者目線で書けていない物語とはどういうものでしょうか?
 例えば読者にはどうでもいいような「設定の説明」に終始して、その部分に関しては情報過多なのに、読者が知りたい主人公を取り巻く環境については描かれていない。あるいは情報の開示が後半に集中して超展開になっている。もちろん作者の中では辻褄が合っているのですが、読者にとっては主人公の言動が唐突であったり、理解不能なものとなり感情移入できなくなっているわけです。

 閑話休題。
 どの段階でどれくらい情報を提供していくかという判断は非常に難しいところがあります。なぜなら読者によって理解力が異なるため、これが正解という明確な答えがないからです。ある読者にとって必要な状況説明も、ある読者にとっては足踏みに近い状況であったり、さらにある読者には情報過多だったりするわけです。

 いわゆる構成の上手い下手の問題になるわけですが、ここが出来ていないとすべてが台無しになってしまいます。一朝一夕で向上できるものではありませんが、良作と呼ばれる物語に数多く触れて情報整理に強くなりましょう。この情報整理力が高いと初稿から完成稿までに行われる打ち合わせの数が減るんだろうなあ(遠い目)。 N
cont_access.php?citi_cont_id=835018478&s
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。
↑ページトップへ