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0から始める小説の書き方徹底講座! 作者:N.M.ぺんくらぶ

持論

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ライトノベル作家の税金について

 小説家になろうサイトから作家デビューする方も年々増えているので、素人感を丸出しで確定申告について少し書いてみることにしました。

①時期が来たら税務署に向かいましょう。
 持っていくものリスト
◇支払調書(確定申告前に出版社から送られてくる)
◇経費を算出したもの(通帳や領収証の数字をあらかじめ計算しておく)
◇職員に立ち向かう勇気

②申告方法には「青色申告」と「白色申告」の二種類があります。青色申告は複式簿記で帳簿をつける義務がある代わりに六十五万円の所得控除が得られます。平成二十五年度か二十六年度から白色でも帳簿が義務づけられるため、とりあえず青色で出せる下準備はしておいたほうがいいかもしれません。
 というのも「個人事業の開廃業等届出書」と「所得税の青色申告承認申請書」を出しておかなければ青色申告できないからです。特に所得税の青色申告承認申請書は開業から二ヶ月以内に提出しなければならないため、時期を逃すと本年度は白色でしか申請できませんという状況になってしまいます。
 ちなみに開業届の職業欄には「著述業」や「文筆業」と書き込みましょう。調子に乗って「ハイパーメディアクリエイター」とかにすると事業税を取られます。作家は事業税の対象外となる特定の職業に含まれているので、余計なことを書いて余計な税金を支払うことは避けましょう。

③申請書類の内容を職員に相談しよう
「印税や原稿料ってどの項目になるんですか?」
「えーっと……雑収入でいいんじゃないですか?」
 こんな感じの曖昧な返答をもらうことになるはずです。
 そうなんです! 作家業の申告なんて職員もよく知らないんです!
 これは確定申告だけでなく、開業届のときも同様でした。ぶっちゃけ「そんなことを言ってきたのはお前が初めてだぜ」みたいな扱いになると思われます。なので「個人事業の開廃業等届出書」と「所得税の青色申告承認申請書」は、書類だけもらって、ゆっくり落ち着いて書ける環境で書いたほうがいいかもしれません。
 経費について
◇自宅で執筆をするなら家賃や光熱費の何割かを経費として計上できる。
◇書籍や資料として購入したものも経費として計上できる。
◇取材のための交通費は経費として計上できる。
 ただこれも職員によって差があります。収入の三割四割の経費は比較的簡単に認められますが、それ以上になってくるときは細かく相談してみましょう。作家には所得が急激に増えたときに使える「平均課税」という方法もあるので、突発的に収入の多かった年度はいろいろと節税対策を試すことをおすすめします。 N

※出版となれば兼業の方も確定申告が必要になります。ただ印税や原稿料はあらかじめ源泉徴収されているので、基本的には払い過ぎた分が還付される可能性が高いです。また作家の帳簿には仕入れや在庫のような仕訳がないので、簿記の知識がない方でも比較的簡単に作成できます。

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 面白い話題でしたのでMにも便乗させてください。
 私もこの仕事を始めてから町の税理士さんに相談に乗っていただいたところ、その税理士さんが「平均課税」を知らないという珍事件が起きました。作家やスポーツ選手など極端に収入が上下する職種の人間しか利用しない制度なので、田舎町の税理士さんではこんなこと顧客から説明要求されたのは初めてだ! という状況になってしまうわけですね。
 後日きちんと調べてご連絡いただいたので平均課税については特に問題ありませんでしたが、作家にとって重要な「経費」に関することにも専門家から理解が得られないことが多く、もし不安であれば「何のために使ったお金か」「どうして必要な出費だったのか」を出費のたびにメモへ取っておくと完璧ですね。
 私ですか? 私はもちろんそんな細かい作業はできません。 M
cont_access.php?citi_cont_id=835018478&s
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