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0から始める小説の書き方徹底講座! 作者:N.M.ぺんくらぶ

持論

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盗作や二次創作について

 例えば「小説家になろう」に掲載されている作品をコピー&ペーストして有料で配信したのであれば、それはもう許し難い行為であって、その盗作者が然るべき罰を受けることを不思議に思う方はいないでしょう。

 こんな前置きをしたのは私自身が「真っ白なオリジナル作品」はもう出て来ないだろうという考えを持っているからにほかなりません。というのも設定の類似やキャラクターの行動が被っていたら直ちに盗作と批判する流れに辟易しているところもあるからです。こういうことを書くとまるで盗作を擁護しているように取られる方もいるかもしれませんが、それに関しては声を大にして「盗作を擁護するわけでも推奨するわけでもない」と述べさせて頂きます。

 まず指摘したいのはアイデアの類似性を根拠に盗作扱いするのは酷過ぎるという点です。これを認めてしまうと最初に「タイムマシーン」を書いた作者以外「過去や未来へ行き来できる装置」を作中に登場させた時点で盗作になってしまうからです。もしそんなことになれば数多くの名作が世に出ることはなかったでしょう。つまり「素材 (アイデア)」が一緒でも「調理方法(表現方法)」が異なれば盗作にならないというのが私的な見解です。

 ところがインターネットの普及した現代では、個人が簡単に発信できることもあって、根拠が薄弱でも盗作疑惑をかけられることがあるようです。もちろんこういう場合は一部による盗作疑惑だけで収まるわけですが、ではどこからが盗作かという判断になると非常に難しい問題になります。

 少し例を挙げてみましょう。
 漫画「○○○○」は映画「マッドマックス2」と世界観が似ていますし、漫画「○○○○○○○○○」は漫画「どろろ」と設定が酷似しています。漫画「○○○○」は小説「○○○○○」の盗作だと裁判沙汰まで発展しそうになりましたが、なんと「○○○○○」がアメリカSF作家の作品「○○○○○○○」と似ていることが判明して有耶無耶になりました。

 ライトノベルでは「○○○○○・○○○○」が「ヴァンパイアハンターD」と設定が類似していると指摘があったり、最近では某小説賞の最終選考作品「○○○○○○○○○○○○○○○」が文章盗用の指摘を受けて絶版・回収になっています。某漫画賞で大賞受賞作品が小説「○○○○○○・○○○○○○」の短編を盗作したとして受賞取り消しになったことも新しい話題でしょう。※作品名を伏せているのは情報の一人歩きを防止する配慮なので、もし該当する作品に心当たりがあっても書き込まないようお願いします。あくまで盗作疑惑や問題の一例として捉えて頂ければ幸いです。

 こうして見ると「素材 (アイデア)」の類似には寛容で「調理方法(表現方法)」の類似には厳しい処置が下されているとも取れます。つまりトレースは確実に盗作と判断されるということです。どうも最近は先人の良いところを「真似る(学ぶ)」行為さえ、盗作と騒ぎ立てられる節があり、それはちょっと行き過ぎなんじゃないかなと感じているNなのでした。 N


※補足的に二次創作について。

 様々なイベントが大々的に行われている二次創作(同人)ですが、これ権利者側が黙認しているだけで完全に「黒」なんですよね。昔は利益なんて微々足るものでファンアートという捉え方もあったのかもしれませんが、最近では堂々とネットで通販していたりして、大手サークルだと利益を出しまくっていたりしてどうなんだろと首を傾げることもあります。 

 もちろん同人で盛り上がってもらうと元作品も売れるので、薄い本を作ってもらった者勝ちという考え方もあります。とはいえ盗作と二次創作という違いこそあれ、キャラクターや設定において著作権を侵害していることは明らかなわけで、なんて言えばいいのか「ほんの少しだけ罪悪感」は持っていてほしいんですよね。言葉の印象が悪いなら「作品への愛」や「キャラクターへの愛」でも構いません。なんか最近そういう気持ちがどこかへ放り投げられて、人気取りや利益目的の二次創作が増えているような気がして、ああもう愚痴っぽくなってきたのでここら辺で幕を引くとしましょう。

 もちろん大半の方が好きな作品の二次創作をしていることは理解していますし、むしろ好きな作品以外の二次創作なんてしたくないというのが大勢でしょうからね。もちろん創作性をまるで付加していない二次創作はただの盗作になりますのでご注意ください。
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