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0から始める小説の書き方徹底講座! 作者:N.M.ぺんくらぶ

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完成させる技術

 どんなに優れた物語も完結しなければ意味がありません。超長編の多いネット小説に慣れていると違和感を覚えるかもしれませんが、なんと「未完成の傑作より完成した駄作」というような言葉があるんですよ。小説は整合性が求められるので完結していないと評価し難いのも原因かもしれませんね。※ここで指している完結はシリーズ全体ではなく、一巻で区切りが付いているかということです。

 それでは物語を完結できない理由はなんでしょうか?

①書きたいことだけ書いて飽きた。
②書きたいところまで辿り着けずに力尽きた。
③見切り発車して途中で挫折してしまう。
④何度も書き直してばかりで先に進めない。
⑤途中で面白くないと判断して放置してしまう。

 ちなみに私は全部当てはまります(笑)

 ①~③は小説を書き始めて間もない頃に多いんじゃないでしょうか?
 反対に④や⑤は長編を完成させたことがある書き手でも起こる現象です。これは「完璧な作品に仕上げたい」と意気込み過ぎて「物語を完結に導けなくなる」という状況ですね。もしあなたが長編を書き上げる前に投げ出しているのなら、途中で見直したりせず一気に物語を書き上げてしまうことをおすすめします。

 つまり面白いか面白くないかより完結させることを目的にするわけです。
 ここで多くの書き手が「駄作を量産しても意味がない」と考えることでしょう。そこで冒頭の「未完成の傑作より完成した駄作」という言葉の登場です。変則的な小説指南書でもない限り実力を磨くための最良の方法は「たくさん物語を完結させること」と記されています。

 完璧主義を抑制して最後まで書き上げることも作者に求められる技術の一つです。また分量の目安については再三になりますが内容に合う新人賞の規定枚数を参考にしてください。というのも超長編を一本書くより本一冊分に対して「ストーリー・キャラクター・設定・構成・物語に適した文章」を考えなければならない新作を三本なり五本なり書き上げるほうが訓練に適しているからです。

 例えば小説の創作をマラソンで考えてみましょう。序盤に飛ばし過ぎて中盤で力尽きたり、中盤で周囲の動向に惑わされたり、終盤で追い上げる機会を見逃したり、地力はあっても経験不足により上位になれない選手が多く存在します。それを克服するには完走を重ねて経験を培っていくしかありません。小説もまずは完結を優先して経験を積みましょう。完璧を目指すのはそれからでも遅くありません。 N


 以下、余談。
 小説家になろうの若い書き手の中には書くことが楽しくて仕方ないという感じの方いますよね? 新人賞に投稿している作者のブログでも若い方ほど読み物として面白かったりします。もちろん悪目立ちするのも若い世代に多いので手放しでは褒められませんが、それでもやはり「弱点」を素直に晒せない大人より吸収も上達も早いんですよね。

「今日○○大賞の途中経過が発表されました。あうーっ! また私の名前が載ってない! でも私は諦めない。今度こそ一次選考を突破してやるーっ!」
「お気に入り登録が三つ増えました。やった。更新頑張るぞ」

 こういう記事を活動報告やブログで読むと「きゅんきゅん」します(照)
 やはり初心を忘れてはいけませんよね。大人(特に商業)になると「どうすれば受けるか」や「どうすれば売れるか」ばかりに着眼して「書き手が執筆を楽しむ」という気持ちを忘れがちになってしまいます。このエッセイも次世代の書き手に新鮮さを分けてもらい、その還元として経験により培った「技術」を伝授しているのかもしれません。※上記で記載した各新人賞の規定については新人賞の項目で触れる予定です。
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