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手紙 作者:Pー龍
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衝動

鬱展開書かなきゃいけないのに、書き進めない作者でございます。明日はアップできるかな?
「――――そんなわけで現在映画の続編制作に向けてたいへんにお忙しいタツくんにこんなことをお願いするのはとてもとても心苦しい限りなのだけれど、娘の陽夏の勉強を極々たまにでいいからチョロッとだけ見てもらうわけにはいかないかしら。私の見舞いなんて、これっきり来なくてもいいからさ。」
「陽夏ちゃんの勉強を見ればいいのか? そうだなぁ・・・・・・俺、お前の家に転がり込んでもいいかな? そうすりゃ午前中2時間くらいなら陽夏ちゃんの勉強、毎日見てあげれると思うんだけど。女性ばかりの家にあかの他人の俺が転がり込むのはやっぱりまずいかな?」
「ん~、大丈夫なんじゃないかな。おばあちゃんと陽夏の2人暮らしに頼れるおじさんが1人追加されるのは、むしろ大歓迎かも。まるっきり知らない人が来るわけでも無いし、2人も問題ないと思うわよ。今の陽夏には文句言ってる余裕なんてないんだし。」
「なら、お母さんと陽夏ちゃんには白田さんからちゃんと説明しといてもらえるかな。家賃はきちんと相場で払うからさ、いつから転がり込んでも大丈夫か確認しておいてくれよ。」
「部屋は空いてるんだし、家賃なんていいのよ。こっちは家庭教師代払えないし。タツくん毎日食事はどうせ外食かコンビニ弁当なんでしょ。私からお母さんに言っておくから、家で食べてよね。」
「それは有り難いなぁ。うん、是非そうしてもらえるようにお母さんによろしく言っといてくれないか。」
「いいわ。なら、これで決まりってことでいいかしら?」
「あぁ、よろしく頼む。」
「タツくんがここに来なくなるとなれば寂しくなっちゃうけど、陽夏のことをよろしくね。」
「何を言っている? ここにはこれまで通り時間を見つけて毎日来るつもりだ。それとも、もう俺はここへは来ちゃダメってことなのか?」
「だって、タツくんに悪いし。事務所の人たちにも申し訳ないし。」
「白田さんの家から事務所に通う方が近くて時間短縮できるから、それで時間は作れるよ。陽夏ちゃんの勉強を見る時間はそこからひねり出すつもりだから。これまで通り、白田さんが心配するようなことはまったくない。仕事は順調。スケジュールがおかしくなってるわけでも無い。誰にも文句は言わせない。」
「ありがとう。頼りにしてるね。」
「任せておけよ。白田さんは陽夏ちゃんのためにもただ自分の身体をしっかり回復させることだけ考えてればいい。」

 白田詠子の瞳は濡れていた。
 俺は衝動に駆られ、白田詠子の身体を抱きしめていた。
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