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手紙 作者:Pー龍
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撮影旅行⑤

 おばあちゃんの家に帰ってきた私は急いで窓の戸締りをして、荷物をまとめて(干物とお菓子、くすねた湿布薬をデイバッグの中に入れただけ)外に出ました。干物は匂いがカメラに移るとさすがに嫌なので何枚ものレジ袋(おばあちゃんの家から強奪)で厳重にくるんであります。玄関の鍵を締め、ポストの中身も確認しました。いくつかの公共料金の明細書とおばあちゃんへのお手紙数通、去年行われた小学校の運動会の案内パンフ、自治体発行印刷物。これもバッグの中に突っ込みます。バッグはかなり窮屈になってしまいました。忘れ物はありませんよね。
 自転車に乗って、さぁ出発です。

 海の見える国道がしばらくの間は続きます。松林を横目に私はペダルを漕ぎました。
 首にかけたタオルで汗拭きながら、時々コンデジを使いながら。

 途中で出会ったランドセルを背負って下校中の小学生にお願いしてモデルになってもらいました。照れててすごくかわいい女の子2人組。いい笑顔です。お礼に2人にはキャンディをプレゼントします。『ありがとう、気をつけて帰ってね。車に気を付けるんだよ。さようなら。』手を振って2人とお別れしました。2人の住所を教えてもらったので後で写真を送らせてもらいましょう。
 お魚の絵がたくさん描いてあるトラックを見つけたので、急いで撮影します。たぶんコレぶれちゃいました。シャッタースピードとか弄ってる間がありませんでしたから。コンデジも複数用意して使い分けた方がいいようです。臨場感あふれる写真が撮れたと思うことにします。でもこの写真はママにはちょっと見せられないなぁ。
 自転車を漕ぎながら、ママに見せる写真をどれにしようかと頭の中で考えます。もちろん、自動車には常に気を付けています。――――薬局のお姉さん、和服のおじいさん、ママの同級生の漁師さん、店番のおばあさん、小学校の先生、さっきの小学生2人組、たくさんの猫ちゃんたち。あと、飛行機雲もありましたね。私としては、おじいさんと漁港のおじさんたちがお奨めです。ママはどの写真が好みなんだろう。見せに行くのが楽しみです。

 おばあちゃんの家を出てから1時間くらい走って、お茶休憩を取りました。お茶を飲みながらチョコを齧りました。疲れた身体に甘いものが沁みてきます。このお茶と一緒に食べると甘さのバランスが絶妙。すごく美味しい。新しい発見です。一緒に飲むお茶はなんでもいいわけでは無いのです。少し苦みのあるお茶です。
 チョコレートを味わいながら、スマホにメモを記していきました。

 ⑫携帯食料(甘いモノ)必須
 ⑬コンデジは複数
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