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手紙 作者:Pー龍
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いつもと違う朝

 夜いつもより早めに寝たので、この日の朝はとても気持ちよく目覚めることができました。うすぼんやりとした頭で目をこすっていると、小鳥の鳴く声が聞こえてきます。清々(すがすが)しい朝です。しっかりと目が覚めました。ベッドから起き出し、パジャマ姿から外出用のラフな格好に変身しました。今日は撮影旅行(日帰り)です。旅行といっても、自転車に乗って少し遠くへお出掛けます。できればお昼までには海の見えるところまで行きたいと思っています。おばあちゃんの家の近くです。そこまでは40キロくらいあるので、きっと3時間くらいかかるんじゃないかと覚悟はしています。私の足でも頑張ればもうちょっと早く到着できそうなんですけど、撮影旅行なので、途中面白いものを見つければ立ち止まって撮影です。昨夜仕掛けておいたカメラの充電はOKです。今日はカメラを2台持って行きます。コンデジと一眼レフ。三脚は荷物になるので置いて行きます。上着のポケットの中にコンデジを入れ、一眼レフはレンズと一緒に専用デイバッグの中に大事に収納しました。冷蔵庫の中から昨日用意しておいた水筒のお茶を取り出して、これもバッグにしまいます。おばあちゃんは、こんな私のために早起きしてお弁当を作ってくれてました。朝ご飯を食べた後、おばあちゃんのお弁当も大事にバッグの中へ入れました。お昼が楽しみです。

 朝のテレビニュースの天気予報を確認します。朝刊の天気予報も確認します。ネットの天気予報も確認しました。『今日は全国的に晴れでしょう。』
 体調良し、カメラ良し、お弁当良し、サイフ良し、天気良し、帽子もかぶった。日焼け止めも塗りました。
 さぁいよいよお出掛けです。

「おばあちゃん、それでは行ってまいります。」
「本当に大丈夫? 帰り道で自転車漕ぐのがつらくなったら、自転車は置いてタクシーで戻ってくるのよ。お金は持ってる? 車には気を付けてね。くれぐれも事故や事件に巻き込まれないようにね。本当は私も一緒に付いて行けるといいんだけど、ママの病院に行かないといけないし・・・」
「やだなぁ、おばあちゃん一緒に来たら、おばあちゃんまで倒れちゃうじゃない。車には充分に気をつけます。無事に戻ってくるって約束するから、ママによろしくね。夕方直接病院にも寄るつもりだけど、もしヘロヘロだったら寄らずに帰ってきちゃうかも。それじゃ出掛けるね。」

 私は玄関を出てガレージからママの自転車を引っ張り出しました。ほこりをかぶっていたはずなのに、キレイなのはきっとおばあちゃんが拭いてくれたんだろうな。タイヤの空気もしっかりと入っていました。チェーンにも油が挿されているようです。
んー、やっぱり私はまだまだだ。
 自転車にまたがり、私は初めての撮影旅行に出ました。
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