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立場と状況
作:鰯頭


ある男が山の中で迷っていると、一人の少女に出会った。
少女は道案内をしてやると言い、男はそれに従った。
男は途中何度も危険な目にあったが、なんとかふもとまでたどり着くことができた。
すると、少女は「死んじゃえばよかったのに」と言い、消えた。

ある男が山の中で迷っていると、一人の少女に出会った。
少女は道案内をしてやると言おうとしたが、男は軽く会釈をするとそのまま道なき道を進んだ。
男は途中何度も危険な目にあったが、なんとかふもとまでたどり着くことができた。
その間、少女は何度も男に話しかけようとしたが、男は自分のことに精一杯だったため全く気付かなかった。
そして、少女は「死んじゃえばよかったのに」と言い、消えたが男は最後まで気づかなかった。

ある犯罪者が山の中で迷っていると、一人の少女と出会った。
少女は道案内をしてやると言い、犯罪者はそれに従った。
犯罪者は途中何度も危険な目にあったが、何とかふもとまでたどり着くことができた。
すると、たまたま通りがかった警官に犯罪者は逮捕された。
そして、少女は「死んじゃえばよかったのに」と言い、消えた。

ある少年が山の中で迷っていると、一人の少女に出会った。
少女は道案内をしてやると言い、少年はそれに従った。
少年の足取りは危なっかしく、あっちへふらふらこっちへふらふら。
少女はハラハラドキドキしながらも何とか少年をふもとまで送ることができた。
そして、少女は「死んじゃえばよかったのに」と言い、消えた。

ある自殺志願者が山の中で死に場所を探していると、一人の少女と出会った。
少女は道案内をしてやると言い、自殺志願者はそれに従った。
自殺志願者は途中何度も危険な目にあったが、なんとかふもとまでたどり着いた。
すると、少女は「死んじゃえばよかったのに」と言い、「死ぬつもりだったのですが」と返された。

ある老人が山の中で山菜を採っていると、一人の少女に出会った。
少女は道案内をしてやると言い、老人はそれに従った。
この山に詳しい老人は少女が危険な道を行こうとしたので、道も知らないのに道案内をしようとした少女に説教をした。
少女は一時間ほどして、説教の途中だったが消えた。

ある外国人が山の中で迷っていると、一人の少女に出会った。
少女は道案内をしてやると言うも、伝わらなかった。
そして、少女はそれ以上何も言わず、消えた。

ある酔っ払いが山の中で迷っていると、一人の少女に出会った。
「うぃー……いよーねえちゃん、ここに酒はねえのか! あー、気持ちわる……オエー!!」
少女は何も言わず消えた。


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