挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
ライトノベル小説で学ぶ宅建士(宅地建物取引士、旧:宅地建物取引主任者)試験 過去問版 作者:宅建士試験過去問研究会

権利関係 ステージ2

しおりの位置情報を変更しました
エラーが発生しました

ブックマークしました。

設定

更新通知 0/400

設定を保存しました
エラーが発生しました

カテゴリ

ブックマークへ

以下のブックマークを解除します。
よろしければ[解除]を押してください。

ブックマークを解除しました。

260/534

宅建士試験過去問 権利関係 対抗問題 2-55 平成24年 解説


胡桃「まず、条文を確認しておくわよ」

民法
(不動産に関する物権の変動の対抗要件)
第百七十七条  不動産に関する物権の得喪及び変更は、不動産登記法 (平成十六年法律第百二十三号)その他の登記に関する法律の定めるところに従いその登記をしなければ、第三者に対抗することができない。

胡桃「この条文は、寝言でも言えるくらいに頭に叩き込んでよね。まず、1から」
建太郎「不動産を時効取得した者は、元の所有者に対しては、登記なくして、所有権を主張できるんだよな。1のように、時効完成前にA、Cが売買していたとしても、やはり、新しい所有者Cに対しても、Bは、登記なくして、所有権を主張できる。なぜなら、A、CとBは登記が不要な当事者の関係にあるからだよな」
胡桃「そうね。2はどうかしら?」
建太郎「まず、Dは、甲土地上に登記ある建物を有しているから、新しい所有者であるEに対しても対抗できるのは当然だよな」

(借地権の対抗力等)
第十条  借地権は、その登記がなくても、土地の上に借地権者が登記されている建物を所有するときは、これをもって第三者に対抗することができる。
2  前項の場合において、建物の滅失があっても、借地権者が、その建物を特定するために必要な事項、その滅失があった日及び建物を新たに築造する旨を土地の上の見やすい場所に掲示するときは、借地権は、なお同項の効力を有する。ただし、建物の滅失があった日から二年を経過した後にあっては、その前に建物を新たに築造し、かつ、その建物につき登記した場合に限る。
3  民法 (明治二十九年法律第八十九号)第五百六十六条第一項 及び第三項 の規定は、前二項の規定により第三者に対抗することができる借地権の目的である土地が売買の目的物である場合に準用する。
4  民法第五百三十三条 の規定は、前項の場合に準用する。

胡桃「そうね。問題は、所有者であるEは登記を備えていなければ、Dに対して、賃貸人であることを主張できないのか?ということだけど、どうかしら?」
建太郎「当然、登記は必要だろう。そうでなければ、Dとしては、誰に対して地代を支払えばいいのか分からないからね」
胡桃「そうね。判例も賃貸人であることを主張するには、所有権移転登記を備えなければならないとしているわ。次、3はどうかしら?」
建太郎「二重譲渡が為された場合は、どちらの契約が先かじゃなくて、先に登記を備えた方が優先するんだよな選択肢3のようなことを認めていたら、民法177条の意味が無くなる」
胡桃「その通りね。4はどうかしら?」
建太郎「民法177条の規定は。絶対の制度ではなくて、背信的悪意者に対しては、登記なくしても対抗できるのが判例だよな。ただ、背信的悪意者からの転得者がいる場合や背信的悪意者の前に善意の第三者が有効に取得してその権利を承継している場合は、もはや、背信的悪意者が絡んでいたとしても、登記なくして対抗できなくなる」
胡桃「そうね。背信的悪意者からの転得者がいる場合というのが、選択肢4のようなケースね。もしも、Iが背信的悪意者であることを理由に、Hが、登記なくして、Jに対して、自らが所有者であることを主張することができるとすれば、善意のJが害されることになるわね」
建太郎「うん。分かるよ」
胡桃「というわけで、答えはどれかしら?」
建太郎「4だね」


●ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキストとは?

 宅建士(宅地建物取引士)資格試験の基本テキストです。

 一般的な資格スクールのテキストとは違い、全文が小説形式で記されています。ライトノベル小説を読む感覚で、宅建士試験の勉強ができてしまうという画期的なテキストです。

 入門書ではありません。宅建士試験で問われる項目はすべて網羅しており、一部は、司法書士試験、不動産鑑定士試験レベルの内容も含んでいます。シリーズを全巻読破すれば、宅建士試験に楽々合格できるレベルの知識が身に付きます。
 初めて宅建の勉強をする方はもちろんのこと、一通り勉強した中上級者の方が、試験内容をサラッと再確認するのにも役立ちます。

 通勤時間や待機時間に、資格スクールのテキストをめくっても、集中できなくて、内容が頭に入ってこない。という悩みを抱えている方も多いと思います。
 でも、ライトノベル小説ならすんなりと読めるのでは?

 既にお持ちの資格スクールのテキストや過去問と併用してお読みいただくことで、より一層、内容を理解することができますよ。

●ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキストシリーズは下記で公開しています

 ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキスト 権利関係1
→ http://new.novelzidai.com/article/178327526.html

 ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキスト 権利関係2
→ http://new.novelzidai.com/article/178911897.html

 ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキスト 権利関係3
→ http://new.novelzidai.com/article/179151680.html

 ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキスト 法令上の制限1
→ http://new.novelzidai.com/article/179682047.html

 ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキスト 法令上の制限2
→ http://new.novelzidai.com/article/179997433.html

 ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキスト 宅建業法1
→ http://new.novelzidai.com/article/180313745.html
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。
↑ページトップへ