挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
ライトノベル小説で学ぶ宅建士(宅地建物取引士、旧:宅地建物取引主任者)試験 過去問版 作者:大滝七夕

権利関係ステージ2

しおりの位置情報を変更しました
エラーが発生しました

ブックマークしました。

設定

更新通知 0/400

設定を保存しました
エラーが発生しました

カテゴリ

ブックマークへ

以下のブックマークを解除します。
よろしければ[解除]を押してください。

ブックマークを解除しました。

184/436

宅建士試験過去問 権利関係 瑕疵担保 2-17 平成26年 解説


建太郎「売主の瑕疵担保責任を追及する場合の問題だよな。まず、条文から」

(売主の瑕疵担保責任)
第五百七十条  売買の目的物に隠れた瑕疵があったときは、第五百六十六条の規定を準用する。ただし、強制競売の場合は、この限りでない。

(地上権等がある場合等における売主の担保責任)
第五百六十六条  売買の目的物が地上権、永小作権、地役権、留置権又は質権の目的である場合において、買主がこれを知らず、かつ、そのために契約をした目的を達することができないときは、買主は、契約の解除をすることができる。この場合において、契約の解除をすることができないときは、損害賠償の請求のみをすることができる。
2  前項の規定は、売買の目的である不動産のために存すると称した地役権が存しなかった場合及びその不動産について登記をした賃貸借があった場合について準用する。
3  前二項の場合において、契約の解除又は損害賠償の請求は、買主が事実を知った時から一年以内にしなければならない。

建太郎「『売買の目的物に隠れた瑕疵があったときは』とある。隠れた瑕疵というのは、普通の人が注意してみても発見できないような瑕疵という意味。だから、買主は瑕疵の存在について、知らない――善意無過失でなければ、売主に対して、瑕疵担保責任を追及することができないんだよな」
胡桃「その通りよ。2はどうかしら?」
建太郎「不法行為責任の問題だよな」

(不法行為による損害賠償)
第七百九条  故意又は過失によって他人の権利又は法律上保護される利益を侵害した者は、これによって生じた損害を賠償する責任を負う。

建太郎「請負人が建物としての基本的な安全性に欠けることがないように配慮すべき義務を怠ったことによって、損害が生じたのならば、過失があったということだよな。だから、損害を被った買主は、不法行為責任を追及できると?」
胡桃「そうよ。建物としての基本的な安全性に欠けることがないように配慮すべき義務のことを安全配慮義務と呼んでいるわ。一般的には、労働関係における安全配慮義務として、労働契約法に定めがあるけど、設問のような事例でも考慮すべきなのよね。安全配慮義務に関しては、深く勉強したら、キリがないから、とりあえず、宅建試験的には、これを欠いた場合は不法行為責任を追及することができると覚えておけばいいわ」
建太郎「OK」
胡桃「次、3はどうかしら?」
建太郎「めちゃくちゃな選択肢だよな。瑕疵担保責任を追及できる期間と、不法行為責任を追及できる期間を混在させたんだな」
胡桃「そうね。ひとまず、条文をチェックして整理しておくわよ」
建太郎「ええっと、不法行為に関しては……」

(不法行為による損害賠償請求権の期間の制限)
第七百二十四条  不法行為による損害賠償の請求権は、被害者又はその法定代理人が損害及び加害者を知った時から三年間行使しないときは、時効によって消滅する。不法行為の時から二十年を経過したときも、同様とする。

建太郎「損害及び加害者を知った時から三年間だね。それに対して、瑕疵担保責任は、第五百六十六条3項にある通り、買主が事実を知った時から一年以内にしなければならない。とされている」
胡桃「そうよ。混乱しないようにね。4はどうかしら?」
建太郎「建物の請負契約は、解除することができないんだよな」

第六百三十五条  仕事の目的物に瑕疵があり、そのために契約をした目的を達することができないときは、注文者は、契約の解除をすることができる。ただし、建物その他の土地の工作物については、この限りでない。

胡桃「何度も出てくる条文だわ。いい加減、暗記したわよね。というわけで答えは?」
建太郎「2だね」


●ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキストとは?

 宅建士(宅地建物取引士)資格試験の基本テキストです。

 一般的な資格スクールのテキストとは違い、全文が小説形式で記されています。ライトノベル小説を読む感覚で、宅建士試験の勉強ができてしまうという画期的なテキストです。

 入門書ではありません。宅建士試験で問われる項目はすべて網羅しており、一部は、司法書士試験、不動産鑑定士試験レベルの内容も含んでいます。シリーズを全巻読破すれば、宅建士試験に楽々合格できるレベルの知識が身に付きます。
 初めて宅建の勉強をする方はもちろんのこと、一通り勉強した中上級者の方が、試験内容をサラッと再確認するのにも役立ちます。

 通勤時間や待機時間に、資格スクールのテキストをめくっても、集中できなくて、内容が頭に入ってこない。という悩みを抱えている方も多いと思います。
 でも、ライトノベル小説ならすんなりと読めるのでは?

 既にお持ちの資格スクールのテキストや過去問と併用してお読みいただくことで、より一層、内容を理解することができますよ。

●ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキストシリーズは下記で公開しています

 ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキスト 権利関係1
→ http://new.novelzidai.com/article/178327526.html

 ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキスト 権利関係2
→ http://new.novelzidai.com/article/178911897.html

 ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキスト 権利関係3
→ http://new.novelzidai.com/article/179151680.html

 ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキスト 法令上の制限1
→ http://new.novelzidai.com/article/179682047.html
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。
↑ページトップへ