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ライトノベル小説で学ぶ宅建士(宅地建物取引士、旧:宅地建物取引主任者)試験 過去問版 作者:大滝七夕

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宅建士試験過去問 権利関係 売主の担保責任 2-11 平成28年 解説


胡桃「まず、1と2から見ていこうかしら。他人物売買も有効だということは分かっているわね?」
建太郎「もちろんさ」

(他人の権利の売買における売主の義務)
第五百六十条  他人の権利を売買の目的としたときは、売主は、その権利を取得して買主に移転する義務を負う。

建太郎「そのかわり、売主がその売却した権利を取得して買主に移転することができないときは、担保責任を負うんだよな」

(他人の権利の売買における売主の担保責任)
第五百六十一条  前条の場合において、売主がその売却した権利を取得して買主に移転することができないときは、買主は、契約の解除をすることができる。この場合において、契約の時においてその権利が売主に属しないことを知っていたときは、損害賠償の請求をすることができない。

建太郎「基本は契約解除と損害賠償請求ができるけど、損害賠償請求に関しては、契約の時においてその権利が売主に属しないことを知っていたとき――悪意の時はできないんだよな」
胡桃「そうね。条文そのままの出題だわ。次に、3と4を検討するわよ」
建太郎「抵当権が設定されていた場合だよな。抵当権が設定されていても、債務者が弁済して、抵当権が消滅すれば問題ないわけだけど、抵当権が実行されて、買主が所有権を失うこともあり得る。その場合は、売主に担保責任を追及することができる」

(抵当権等がある場合における売主の担保責任)
第五百六十七条  売買の目的である不動産について存した先取特権又は抵当権の行使により買主がその所有権を失ったときは、買主は、契約の解除をすることができる。
2  買主は、費用を支出してその所有権を保存したときは、売主に対し、その費用の償還を請求することができる。
3  前二項の場合において、買主は、損害を受けたときは、その賠償を請求することができる。

建太郎「買主は、契約の解除と損害賠償請求ができるわけだけど、この権利は、抵当権者が善意か悪意かを問わずに行使することができるんだよな」
胡桃「そうね。通常、不動産の売買契約では登記簿によって抵当権の有無くらい確認できるものだわ。だから、大抵の場合は、悪意ということになるでしょうけど、悪意だからと言って、抵当権の実行によって、買主が所有権を失う事態になっても何も言えないというのは酷よね。債務者が必ず弁済するだろうと信頼して、物件を購入する場合もあるだろうから、その信頼を保護しようというわけね」
建太郎「というわけで答えは3だな」

●ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキストとは?

 宅建士(宅地建物取引士)資格試験の基本テキストです。

 一般的な資格スクールのテキストとは違い、全文が小説形式で記されています。ライトノベル小説を読む感覚で、宅建士試験の勉強ができてしまうという画期的なテキストです。

 入門書ではありません。宅建士試験で問われる項目はすべて網羅しており、一部は、司法書士試験、不動産鑑定士試験レベルの内容も含んでいます。シリーズを全巻読破すれば、宅建士試験に楽々合格できるレベルの知識が身に付きます。
 初めて宅建の勉強をする方はもちろんのこと、一通り勉強した中上級者の方が、試験内容をサラッと再確認するのにも役立ちます。

 通勤時間や待機時間に、資格スクールのテキストをめくっても、集中できなくて、内容が頭に入ってこない。という悩みを抱えている方も多いと思います。
 でも、ライトノベル小説ならすんなりと読めるのでは?

 既にお持ちの資格スクールのテキストや過去問と併用してお読みいただくことで、より一層、内容を理解することができますよ。

●ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキストシリーズは下記で公開しています

 ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキスト 権利関係1
→ http://new.novelzidai.com/article/178327526.html

 ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキスト 権利関係2
→ http://new.novelzidai.com/article/178911897.html

 ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキスト 権利関係3
→ http://new.novelzidai.com/article/179151680.html

 ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキスト 法令上の制限1
→ http://new.novelzidai.com/article/179682047.html
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