挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
ライトノベル小説で学ぶ宅建士(宅地建物取引士、旧:宅地建物取引主任者)試験 過去問版 作者:大滝七夕

権利関係ステージ2

しおりの位置情報を変更しました
エラーが発生しました

ブックマークしました。

設定

更新通知 0/400

設定を保存しました
エラーが発生しました

カテゴリ

ブックマークへ

以下のブックマークを解除します。
よろしければ[解除]を押してください。

ブックマークを解除しました。

158/432

宅建士試験過去問 権利関係 意思表示 2-4 平成27年 解説


(虚偽表示)
第九十四条  相手方と通じてした虚偽の意思表示は、無効とする。
2  前項の規定による意思表示の無効は、善意の第三者に対抗することができない。

胡桃「原則として、通謀虚偽表示は当事者間では無効だけども、虚偽表示の事実についての善意の第三者と関係では、有効として扱われるということよ。分かるわね?」
建太郎「OK」
胡桃「それを踏まえたうえで、1から見ていくわよ」
建太郎「1は基本的な判例の知識を問う問題だね。不動産を買い受けた第三者は、善意でさえあればよく、登記を備えている必要はないというのが判例の立場だった」
胡桃「そうね。善意の第三者であるCとの関係では、AB間の売買契約は有効とされる。すると、AからB。BからCに順次所有権が移転していることになるわけで、当事者の関係に立つにすぎず、対抗関係にはならないからよね」
建太郎「OK」
胡桃「2はどうかしら?」
建太郎「AB間の売買契約は甲土地を対象とするもの。それに対してBC間の賃貸借契約は、乙建物を対象とするもの。AB間の売買契約が無効とされても、Cが文句を言う筋合いはないよな」
胡桃「正確にいえば、第三者というのは、虚偽表示の当事者やその包括承継人以外の者で虚偽表示の外形を基礎として新たに独立した法律上の利害関係を有するに至った者とされているのよ。2の選択肢では、Cは、AB間の契約が解除されれば、追い出されてしまいかねないわけだから、事実上の利害関係があると言えるけど、法律上の利害関係があるとは言えないのよ。だから、AがCに対して無効を主張することは問題ないというわけよ」
建太郎「なんか小難しい話になっているけど、要するに俺の理解でいいわけだろ?」
胡桃「私の話したことが理解できないようでは、勉強不足だわ。次、3はどうかしら?」
建太郎「差押え債権者は法律上の利害関係を有するから、AがCに対して無効を主張することはできないよな」
胡桃「これも基本的な判例だから押さえておいてね。4はどうかしら?」
建太郎「Aは悪意のCに対しては、無効を主張することができるけど、善意のDに対しては主張できないということだよな。つまり、直接の第三者が悪意でも、第三者から譲り受けた転得者が善意ならば、保護されるわけだよな」
胡桃「これも基本的な判例だわ。ちなみに、4の設定で、Cが善意で、Dが悪意だったらどうなるかしら?」
建太郎「Dは悪意でも、保護されてしまうことになるんだよな。Dへの譲渡が無効ということになると、原状回復義務が生じるわけで、その間に挟まったCが害されることになるからだよな」
胡桃「善意のCが甲土地を取得した時点で、確定的に権利を取得したことになり、Dはその地位を承継するからよ。分かるわね?」
建太郎「OK」
胡桃「というわけで答えは?」
建太郎「2だね」

●ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキストとは?

 宅建士(宅地建物取引士)資格試験の基本テキストです。

 一般的な資格スクールのテキストとは違い、全文が小説形式で記されています。ライトノベル小説を読む感覚で、宅建士試験の勉強ができてしまうという画期的なテキストです。

 入門書ではありません。宅建士試験で問われる項目はすべて網羅しており、一部は、司法書士試験、不動産鑑定士試験レベルの内容も含んでいます。シリーズを全巻読破すれば、宅建士試験に楽々合格できるレベルの知識が身に付きます。
 初めて宅建の勉強をする方はもちろんのこと、一通り勉強した中上級者の方が、試験内容をサラッと再確認するのにも役立ちます。

 通勤時間や待機時間に、資格スクールのテキストをめくっても、集中できなくて、内容が頭に入ってこない。という悩みを抱えている方も多いと思います。
 でも、ライトノベル小説ならすんなりと読めるのでは?

 既にお持ちの資格スクールのテキストや過去問と併用してお読みいただくことで、より一層、内容を理解することができますよ。

●ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキストシリーズは下記で公開しています

 ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキスト 権利関係1
→ http://new.novelzidai.com/article/178327526.html

 ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキスト 権利関係2
→ http://new.novelzidai.com/article/178911897.html

 ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキスト 権利関係3
→ http://new.novelzidai.com/article/179151680.html

 ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキスト 法令上の制限1
→ http://new.novelzidai.com/article/179682047.html
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。
↑ページトップへ