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ライトノベル小説で学ぶ宅建士(宅地建物取引士、旧:宅地建物取引主任者)試験 過去問版 作者:大滝七夕

権利関係ステージ1

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宅建士試験過去問 権利関係 不動産登記 1-74 平成12年 解説


不動産登記法
(所有権の保存の登記)
第七十四条  所有権の保存の登記は、次に掲げる者以外の者は、申請することができない。
一  表題部所有者又はその相続人その他の一般承継人
二  所有権を有することが確定判決によって確認された者
三  収用(土地収用法 (昭和二十六年法律第二百十九号)その他の法律の規定による収用をいう。第百十八条第一項及び第三項から第五項までにおいて同じ。)によって所有権を取得した者
2  区分建物にあっては、表題部所有者から所有権を取得した者も、前項の登記を申請することができる。この場合において、当該建物が敷地権付き区分建物であるときは、当該敷地権の登記名義人の承諾を得なければならない。

建太郎「この条文だな」
胡桃「そうね。所有権の保存の登記というのは、権利部に一番最初に為される登記であって、売買契約などによって所有権が移転したことを登記原因として為される登記ではないのよね。だから、表題部所有者が単独で申請するのが原則とされている」
建太郎「そうだったな。ただ、表題部所有者が死亡している場合などのように特段の事由がある場合は、他の人でも申請できると。誰が申請できるのかが、この条文にまとめられている」
胡桃「そうよ。まず、1から見ていくわよ」
建太郎「ええっと……。二号だね。所有権を有することが確定判決によって確認された者は、所有権の保存の登記を申請できる」
胡桃「そうね。表題部所有者が、真の権利者とは限らないから、こういう救済処置があってしかるべきだろうということは常識でも、分かるわね。次、2はどうかしら?」
建太郎「これは民法の問題か?所有権保存登記は、共同相続人の一人から、保存行為として申請することができる?」

(共同相続の効力)
第八百九十八条  相続人が数人あるときは、相続財産は、その共有に属する。

(共有物の管理)
第二百五十二条  共有物の管理に関する事項は、前条の場合を除き、各共有者の持分の価格に従い、その過半数で決する。ただし、保存行為は、各共有者がすることができる。

※(共有物の変更)
第二百五十一条  各共有者は、他の共有者の同意を得なければ、共有物に変更を加えることができない。

胡桃「共有物の保存行為として申請できるのは正しいわ。じゃあ、具体的に、誰名義に登記できるのかしら?」
建太郎「自己の持分だけ登記するのは保存行為とは言えないよな。全相続人の共有の保存登記を申請すべきなんじゃないかな?」
胡桃「そのとおりよ。次、3はどうかしら?」
建太郎「三号にある通りだね」
胡桃「解説するまでもないわね。4はどうかしら?」
建太郎「区分所有建物の場合だけ、例外なんだよな。つまり、表題部所有者から所有権を取得した者が直接自己名義に所有権の保存登記を申請することができるわけだ。2項だね」
胡桃「そうね。というわけで、答えはどれかしら?」
建太郎「2だね」

●ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキストとは?

 宅建士(宅地建物取引士)資格試験の基本テキストです。

 一般的な資格スクールのテキストとは違い、全文が小説形式で記されています。ライトノベル小説を読む感覚で、宅建士試験の勉強ができてしまうという画期的なテキストです。

 入門書ではありません。宅建士試験で問われる項目はすべて網羅しており、一部は、司法書士試験、不動産鑑定士試験レベルの内容も含んでいます。シリーズを全巻読破すれば、宅建士試験に楽々合格できるレベルの知識が身に付きます。
 初めて宅建の勉強をする方はもちろんのこと、一通り勉強した中上級者の方が、試験内容をサラッと再確認するのにも役立ちます。

 通勤時間や待機時間に、資格スクールのテキストをめくっても、集中できなくて、内容が頭に入ってこない。という悩みを抱えている方も多いと思います。
 でも、ライトノベル小説ならすんなりと読めるのでは?

 既にお持ちの資格スクールのテキストや過去問と併用してお読みいただくことで、より一層、内容を理解することができますよ。

●ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキストシリーズは下記で公開しています

 ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキスト 権利関係1
→ http://new.novelzidai.com/article/178327526.html

 ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキスト 権利関係2
→ http://new.novelzidai.com/article/178911897.html

 ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキスト 権利関係3
→ http://new.novelzidai.com/article/179151680.html
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