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ライトノベル小説で学ぶ宅建士(宅地建物取引士、旧:宅地建物取引主任者)試験 過去問版 作者:大滝七夕

権利関係 ステージ1

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宅建士試験過去問 権利関係 賃貸借 1-68 平成15年 解説


胡桃「まず、1はどうかしら?」
建太郎「建物の明渡と敷金の返還は同時履行の関係に立たないんだよな。敷金は、建物が明渡された後で、支払えばよいとされている。1の設問は、逆になっているんだな」
胡桃「その通りね。敷金は、建物明渡完了までの損害をも担保するものだからよ。2はどうかしら?」
建太郎「賃貸人が地位を承継した場合は、敷金に関する権利義務は、新賃貸人に当然に承継されるんだよな。仮に、新賃貸人が、前賃貸人から敷金を承継していなかったとしても、。賃借人からの敷金返還請求に応じなければならなかったはずだ」
胡桃「その通りよ。じゃあ、3はどうかしら?」
建太郎「賃借人の地位が譲渡された場合は、敷金関係は、引き継がれないんだよな。旧賃借人は、賃貸借関係から抜ける時に、賃貸人に対して敷金の返還請求を行い、新賃借人は、改めて、敷金を賃貸人に支払って、賃貸借契約に入ればいいということだ」
胡桃「そうね。前賃借人が賃貸人との間で、新賃借人の債務不履行を敷金で担保すると約定するというような特約でもない限り、敷金に関する権利義務は、新賃借人には引き継がれないとされているわ。4はどうかしら?」
建太郎「これがよく分からないんだよな。どういうことなんだ?」
胡桃「まずね。賃貸借契約が継続している時ならば、前の貸主Bが新貸主Eに敷金に関する権利義務を承継させるのは当然だと分かるわね?」
建太郎「2で見た通りだよな。選択肢4では、賃貸借契約が既に終了しているんだよな。でも、Aが建物を明渡していないから、Aはまだ、敷金の返還を求めることはできない。そうしている間に、前の貸主Bが新貸主Eに建物を譲渡してしまった」
胡桃「そうね。でも、このような場合、敷金に関する権利義務は、前貸主Bと新貸主Eの合意によっては、新貸主Eに承継されるわけではない。とするのが判例よ」
建太郎「ということは、Aは、Bに対して、敷金の返還を求めればいいというわけだな」
胡桃「そうよ。というわけで答えはどれかしら?」
建太郎「2だね」


●ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキストとは?

 宅建士(宅地建物取引士)資格試験の基本テキストです。

 一般的な資格スクールのテキストとは違い、全文が小説形式で記されています。ライトノベル小説を読む感覚で、宅建士試験の勉強ができてしまうという画期的なテキストです。

 入門書ではありません。宅建士試験で問われる項目はすべて網羅しており、一部は、司法書士試験、不動産鑑定士試験レベルの内容も含んでいます。シリーズを全巻読破すれば、宅建士試験に楽々合格できるレベルの知識が身に付きます。
 初めて宅建の勉強をする方はもちろんのこと、一通り勉強した中上級者の方が、試験内容をサラッと再確認するのにも役立ちます。

 通勤時間や待機時間に、資格スクールのテキストをめくっても、集中できなくて、内容が頭に入ってこない。という悩みを抱えている方も多いと思います。
 でも、ライトノベル小説ならすんなりと読めるのでは?

 既にお持ちの資格スクールのテキストや過去問と併用してお読みいただくことで、より一層、内容を理解することができますよ。

●ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキストシリーズは下記で公開しています

 ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキスト 権利関係1
→ http://new.novelzidai.com/article/178327526.html

 ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキスト 権利関係2
→ http://new.novelzidai.com/article/178911897.html

 ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキスト 権利関係3
→ http://new.novelzidai.com/article/179151680.html
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