挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
ライトノベル小説で学ぶ宅建士(宅地建物取引士、旧:宅地建物取引主任者)試験 過去問版 作者:大滝七夕

権利関係 ステージ1

しおりの位置情報を変更しました
エラーが発生しました

ブックマークしました。

設定

更新通知 0/400

設定を保存しました
エラーが発生しました

カテゴリ

ブックマークへ

以下のブックマークを解除します。
よろしければ[解除]を押してください。

ブックマークを解除しました。

126/504

宅建士試験過去問 権利関係 借家権 1-63 平成16年 解説


建太郎「まず、条文は次の通りだよな」

(借賃増減請求権)
第三十二条  建物の借賃が、土地若しくは建物に対する租税その他の負担の増減により、土地若しくは建物の価格の上昇若しくは低下その他の経済事情の変動により、又は近傍同種の建物の借賃に比較して不相当となったときは、契約の条件にかかわらず、当事者は、将来に向かって建物の借賃の額の増減を請求することができる。ただし、一定の期間建物の借賃を増額しない旨の特約がある場合には、その定めに従う。
2  建物の借賃の増額について当事者間に協議が調わないときは、その請求を受けた者は、増額を正当とする裁判が確定するまでは、相当と認める額の建物の借賃を支払うことをもって足りる。ただし、その裁判が確定した場合において、既に支払った額に不足があるときは、その不足額に年一割の割合による支払期後の利息を付してこれを支払わなければならない。
3  建物の借賃の減額について当事者間に協議が調わないときは、その請求を受けた者は、減額を正当とする裁判が確定するまでは、相当と認める額の建物の借賃の支払を請求することができる。ただし、その裁判が確定した場合において、既に支払を受けた額が正当とされた建物の借賃の額を超えるときは、その超過額に年一割の割合による受領の時からの利息を付してこれを返還しなければならない。

胡桃「まず、この条文を踏まえたうえで、3から見ていこうかしら。どう考えるべきかしら?」
建太郎「これは引っ掛け問題だよな。1項には、『将来に向かって建物の借賃の額の増減を請求することができる。』とあるけど、裁判になった場合は、3項に『既に支払を受けた額が正当とされた建物の借賃の額を超えるときは、その超過額に年一割の割合による受領の時からの利息を付してこれを返還しなければならない。』とある通り、賃料減額請求権を行使した時まで、遡るんだよな。だから、裁判確定の時点ではないと」
胡桃「そうね。じゃあ、4はどうかしら?」
建太郎「賃料増減請求で協議が調わなくて、裁判になった場合は、請求を受けた側が、相当だと思う額を支払えばいいんだよな。それで、裁判が確定した後に、増額請求の場合は、不足額に年一割の割合による支払期後の利息を付してこれを支払わなければならない。とされている」
胡桃「全く真逆のことを述べている条文だということが分かるわね。じゃあ、2はどうかしら?」
建太郎「サブリース、つまり、転貸の場合だよな。転貸の場合は賃料増減請求権を行使できるかどうかの規定はないけど、できると考えていいんじゃないの?」
胡桃「そうよ。これは判例だから、覚えておいてね。次、1はどうかしら?」
建太郎「これがよく分からないんだよな。建物の使用収益が始まっていない時点では、賃料減額請求ができないのかな?」
胡桃「そうよ。これも判例よ。というより、常識で考えて分かるわね。まだ、建物を使用していないのに、賃料減額請求をするなんておかしいでしょ。設問みたいに、AB間で定めた賃料が不相当になっても、もしかしたら、使用開始時までに、貸主Aが設定した賃料に相当するオプションを付け加えるかもしれないでしょ。賃料減額請求をするなら、実際に利用してからにしなさいということよ」
建太郎「なるほど、そう考えれば、建物の使用収益が始まっていない時点で、賃料減額請求をするのはおかしいと分かるな」
胡桃「というわけで答えは?」
建太郎「1だね」


●ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキストとは?

 宅建士(宅地建物取引士)資格試験の基本テキストです。

 一般的な資格スクールのテキストとは違い、全文が小説形式で記されています。ライトノベル小説を読む感覚で、宅建士試験の勉強ができてしまうという画期的なテキストです。

 入門書ではありません。宅建士試験で問われる項目はすべて網羅しており、一部は、司法書士試験、不動産鑑定士試験レベルの内容も含んでいます。シリーズを全巻読破すれば、宅建士試験に楽々合格できるレベルの知識が身に付きます。
 初めて宅建の勉強をする方はもちろんのこと、一通り勉強した中上級者の方が、試験内容をサラッと再確認するのにも役立ちます。

 通勤時間や待機時間に、資格スクールのテキストをめくっても、集中できなくて、内容が頭に入ってこない。という悩みを抱えている方も多いと思います。
 でも、ライトノベル小説ならすんなりと読めるのでは?

 既にお持ちの資格スクールのテキストや過去問と併用してお読みいただくことで、より一層、内容を理解することができますよ。

●ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキストシリーズは下記で公開しています

 ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキスト 権利関係1
→ http://new.novelzidai.com/article/178327526.html

 ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキスト 権利関係2
→ http://new.novelzidai.com/article/178911897.html

 ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキスト 権利関係3
→ http://new.novelzidai.com/article/179151680.html
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。
↑ページトップへ