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ライトノベル小説で学ぶ宅建士(宅地建物取引士、旧:宅地建物取引主任者)試験 過去問版 作者:大滝七夕

権利関係ステージ1

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宅建士試験過去問 権利関係 組合 1-60 平成16年 解説


胡桃「組合の問題を解く時に留意したいことは、組合は、団体であるけども、法人ではないということね。だから、個人の集合体としての側面もあるという点を押さえてね」
建太郎「OK」
胡桃「まず、1から見ていくわよ」
建太郎「こういう断定的な問題文だと違うよなと、勘で判断できるよね。損益分配をどう決めようと組合員の自由じゃないのか?」
胡桃「そうね。常識で分かると思うけど、条文をチェックしておくわよ」

(組合員の損益分配の割合)
第六百七十四条  当事者が損益分配の割合を定めなかったときは、その割合は、各組合員の出資の価額に応じて定める。
2  利益又は損失についてのみ分配の割合を定めたときは、その割合は、利益及び損失に共通であるものと推定する。

胡桃「条文を読めば分かると思うけど、当事者が損益分配の割合を決める時は自由に決められるということね。均等に定めなければならないとはされていないわ。次、2はどうかしら?」
建太郎「これは条文そのままの出題だよね」

(組合財産の共有)
第六百六十八条  各組合員の出資その他の組合財産は、総組合員の共有に属する。

建太郎「あと、組合は、組合名義で登記することはできなくて、組合員の共有名義とするか、組合員の代表者の名義とするしかないんだよな」
胡桃「そうね。次、3はどうかしら?」
建太郎「これも条文そのままの出題だね」

(組合の債務者による相殺の禁止)
第六百七十七条  組合の債務者は、その債務と組合員に対する債権とを相殺することができない。

建太郎「要するに、組合の財産は、組合員の共有だけど、団体の財産としての性格を有しているわけで、組合員個人の財産とは区別されている。組合員個人の債権のために、組合の財産に手を付けるべきではないということだよな」
胡桃「そうね。それに対して選択肢4の場合はどうかしら?」
建太郎「これは、組合と株式会社等の有限責任の法人の大きな違いだよな。組合の債務については、各組合員が無限に負担するわけで、債権者は組合員個人の財産に対しても権利行使ができる。それに対して、会社の場合は、会社の債務は、会社の資産の中から弁済すべきものであって、債権者は、社員の個人的な財産に対して権利行使できるわけではない」
胡桃「その通りよ。次の条文をチェックしておいてね」

(組合員に対する組合の債権者の権利の行使)
第六百七十五条  組合の債権者は、その債権の発生の時に組合員の損失分担の割合を知らなかったときは、各組合員に対して等しい割合でその権利を行使することができる。

胡桃「というわけで答えはどれか分かるわね?」
建太郎「2だね」



●ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキストとは?

 宅建士(宅地建物取引士)資格試験の基本テキストです。

 一般的な資格スクールのテキストとは違い、全文が小説形式で記されています。ライトノベル小説を読む感覚で、宅建士試験の勉強ができてしまうという画期的なテキストです。

 入門書ではありません。宅建士試験で問われる項目はすべて網羅しており、一部は、司法書士試験、不動産鑑定士試験レベルの内容も含んでいます。シリーズを全巻読破すれば、宅建士試験に楽々合格できるレベルの知識が身に付きます。
 初めて宅建の勉強をする方はもちろんのこと、一通り勉強した中上級者の方が、試験内容をサラッと再確認するのにも役立ちます。

 通勤時間や待機時間に、資格スクールのテキストをめくっても、集中できなくて、内容が頭に入ってこない。という悩みを抱えている方も多いと思います。
 でも、ライトノベル小説ならすんなりと読めるのでは?

 既にお持ちの資格スクールのテキストや過去問と併用してお読みいただくことで、より一層、内容を理解することができますよ。

●ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキストシリーズは下記で公開しています

 ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキスト 権利関係1
→ http://new.novelzidai.com/article/178327526.html

 ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキスト 権利関係2
→ http://new.novelzidai.com/article/178911897.html

 ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキスト 権利関係3
→ http://new.novelzidai.com/article/179151680.html
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