鳳凰の翼(1/22)縦書き表示RDF


えーと、たまに文章を修正して変わってることもあります。
鳳凰の翼
作:満月の闇



プロローグ



「昔ね、この世界はとても平和だったの。花が咲き乱れ、動物も人間ひとも、みんな楽しく暮らしていたのよ。でもね、ある日突然、神様がいなくなっちゃって、怖いモンスターが出て来るようになったの。」
やさしそうなおばあちゃんがロッキングチェアに座って編み物をしながら、好奇心旺盛こうきしんおうせいな小さい女の子に昔話を聞かせていた。
「なんで?なんでかみちゃまがいなくなっちゃったの?」
かわいい目をくりくりさせながら女の子は聞いた。
「さあ?なんでだろうねぇ?ばあちゃんも昔のことだからよく覚えてないねぇ。」
おばあちゃんは首をかしげてそう言うと、まだ聞きたそうな女の子に、「もう、今日は遅いから寝なさい。」と言った。しぶしぶ女の子が自分の部屋に向うと作りかけの編み物を小さな丸い机に置いて自分もベットにむかった。

――数年前、人々をつねに闇から守っていた守護獣たちはある日、突然その姿すがたを消した。今までは暗いたになどに巣くっていた闇が急激きゅうげきに増え、人々をまたたに恐怖におとしいれた。小さな村はあっという間に壊滅かいめつし、行方不明者ゆくえふめいしゃ病人びょうにん、などがたくさん出た。国や町は闇に対抗するために、魔法組織をつくり、各地の壊滅寸前の村や町に救援きゅうえんを送った。
―――それから数年後、人と闇の戦いはまだ続いている。


                   *
         
暗い森の中で、少年と少女が何かに追われるように走っていた。いや、正確には何かに追われていたのだった。少年の方が背が高く、黒いフード付きのマントを着ていて、燃える様な長い赤毛だった。少女はうすいピンクのワンピースを着ていて、ライトグリーンの綺麗きれいな長い髪が走るたびに揺れていた。
「ティア、まだ走れるか?」
赤毛の少年が後ろに居る少女に前を向いたまま言った。
「もう、ダメ・・、走れない・・・。」
ティアと呼ばれた少女は息もたえだえに言うと、木の根元に座り込んでしまった。
「あーあ。体力無いなぁ、お前は。」
やれやれ、と少年は大げさに肩をすくめる。
「うるさいわね、仕方ないじゃない、女の子なんだから。それより―――」
 不意に後ろからガサッという音がした。
「早くソイツやっつけちゃってよ。」
少年、エンの後ろのしげみから何かが飛び出して二人に襲い掛かってきた。
「はいはい。」
エンは苦笑しながら、自分自身の魔力を具現化させた剣、
風斬羽(ウイングブレード)』を襲ってきた闇に振り下ろした。

ザシュッ

闇は黒い(もや)となって消えていった。
「ふーっ・・・。」
赤毛の少年は、一息つくと少女と同じように木の根に腰掛けた。

ばさっ

大きな木から小鳥が二羽、大空に飛び立った。


見てくれた人いるんですかね?これ↑
この小説を最後まで見てくれるのを祈りつつ、小説を書いている今日この頃。
ヤバイ、自信が無くなってきた・・。











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