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陰謀
11月25日 深夜 某所


「少将殿、やはり自分は賛成しかねます。」


「少尉、自分が何を言ってるかわかっているのかね?」


「わかっています。しかし、こんな事をしたら、日本は滅びます!」


「何を言う! 福本中将のやっている事は、日本を駄目にしているんだぞ!」


「そうだ。奴を野放しにすれば、今の軍制度が崩壊しかねん!」


「自分はそう思いません! それよりも今の日本の軍制度が時代遅れだと思います!」


「な、なんだと!」


「自分はつい先日、陸軍の友達に誘われて演習を見てきました。新型戦車を多数揃えての演習でした。」


「それがどうした?」


「友達は言ってました。海軍の福本中将が上層部に意見具申してくれたから、戦車が大量配備出来た、と。」


「一体、何が言いたい!」


「福本中将のやり方は多少荒っぽいかもしれませんが、やっている事は間違ってない、と自分は考えます!」


「貴官は騙されているんだ、少尉!」


「なら、少将はクーデターの後、何を為さるんですか?」


「……………………。」


「お答え下さい!」


「……少尉、考えは変わらんか?」


「はい。」


「……仕方ない。少尉、君には……!」

気が付くと、小石が飛んで来た。
それを間一髪で石を避けたが、少尉は居ない。


「探し出して殺せ! 計画がバレる訳にはいかん。」

その場に居た人間が、拳銃を抜き、探し始めた。



「はあ、はあ、はあ…」


何とか、自慢の足で、逃げ切る事が出来たが、いつまでも、こうはしていられない。

「さて、どう……」

チャキン

はっ、と後ろを向くと、そこには、拳銃を構えた一人の男。


「先輩……」


「少尉、考えは変わらないな?」


「先輩こそ判っているはずです! 少将殿がやろうとしている事が、間違っている事を!」


「…………………」


ガチャ


「すまんな……」

ズダーン!





「始末して来たか?」


「はい。」


「死体は?」


「海に捨てました。抜かりは有りません。」


「そうか、流石だな。」


「……………………」





「う〜〜ん……は!」

目が覚めると、天井……軍艦の医務室の中に居た。


「ん、目が覚めた?」


「はい……ところでここは何処で、あなたは誰です?」


「私は、第七艦隊潜水艦部隊の司令兼艦長、ニーナ・シュトルベス。階級は大佐。そしてこの艦は、機密に属するから詳しくは言えないけど、第七艦隊の潜水艦よ。」


「第七艦隊!…痛(>_<)」

ニーナ
「大丈夫? 貫通銃創だけど無理は出来ないよ。」


「ありがとうございます……ところで艦は何処へ?」

ニーナ
「訓練を終えて、呉に帰還中。福本長官に用が有るならまだ時間があるから、ゆっくり休んだら?」


「はい、そうします。」



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この少尉の正体は次号で分かります。ご意見ご感想をお待ちしております。


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