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演習II 1
7月2日 横須賀軍港

演習前の数時間。
司令長官室に居ても仕方ない、と軍港内を散歩する福本。勿論一人で。
たまたま、正門の方に向かうと、衛兵2人と誰かが口論している。
ほっといても、どうにも成りそうに無いので、止めに入る事にした。

福本
「おい、どうした?」

衛兵1
「あ、これは……散歩中でしたか?」

福本
「ん、あぁ。で、この騒ぎは何だ?」

衛兵2
「は、実はこの女性が、自分は海軍省より許可を得た新聞記者で、今回の演習を取材する為に来た、と言っているのですが……」

福本
「なるほど…」

そう言って、その女性記者を見た福本の第一声は……

福本
「……中学生ですか?」

女性記者
「違います!」

そう言わざるおえないような顔と身長……。

女性記者
「それに、ちゃーんと海軍省からの許可書も有るんですから!」

そう言って、ごそごそと鞄から一枚の書類を取り出す。
それを受け取った福本。
演習の取材は一ヶ月前の打ち合わせ会で聞いている。その時に、許可書類の見本を見ている。
だから、書類の要点もわかっている。

福本
「(ふむ、海軍大臣と海軍省広報部の判子が有るな。)なるほど、偽物じゃあないね。」

女性記者
「当たり前です!」

福本
「あぁ、すみません。大丈夫、本物だ。入れて構わないよ。」

衛兵1
「わかりました。」



数時間後……

小笠原諸島近海

戦艦薩摩を先頭に、戦艦、空母、巡洋艦、駆逐艦を従え、南下する。
既に、六隻の空母の飛行甲板では、艦上機の暖機運転などの作業をしている。

戦艦薩摩艦橋

マリーダ
「大介、沖田君がいつでも行けるって。」

福本
「やる気満々だな…。偵察機から報告は?」

福田
「いいえ、まだです。」

今回の演習は表向き、前回同様混成による艦隊で演習。
違うところは新型艦による混成で有ること。
裏の目的は、第七独立機動艦隊の総合演習である。
ちなみに、第七艦隊は未だに『訓練』艦隊と表記されている。


福本
「さて……」


「あの〜…。」

いきなり、別の声が聞こえたので、声のした方を向くと……

マリーダ
「ちょ、あ、あなた誰?!」


「わ、私は……」

福本
「あ、朝の新聞記者。」

福田
「新聞記者?」

福本
「今回の演習の取材。」

ジント
「けど、取材は小澤艦隊の方では?」

ラフィール
「うん、そのはず…。」

全員が、女性記者に目を向ける。
本人も…物凄く困っている。

福本
「ま、大丈夫でしょう。どうせ、検閲でヤバそうなところは削除されるんだ。マリーダ、すまないけど、この女性記者さんを……」

女性記者
「あ、自己紹介がまだでしたね。私は尾崎春奈です。」

福本
「では、尾崎さん。このマリーダに案内してもらってください。マリーダ、後よろしく。」

マリーダ
「了解。」



次号へ
薩摩「今回の話って、何かのパクリですか?」作者「某マンガを参考にしたのは事実。」土佐「パクリだ。」春日「ところで、次号は?」作者「次号は、第七艦隊空母四隻の登場です。」土佐「ご意見ご感想をお待ちしております。」


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