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出会いと復活?
6月20日 呉軍港


この日の呉軍港は第七艦隊に配備される伊豆型戦艦の四隻が旅順軍港より到着した。



戦艦薩摩 会議室

光とともに現れたのは長門と山本長官だった。

山本長官
「いや〜、すまんすまん。こっちに来ようとしたら、宇垣君や黒島君がいきなり引き留めて来るから遅れてしまった。」

福本
「いえいえ、これから自己紹介なので遅れていませんよ。」

遠地
「出来ればもうちょっと引き留めて欲しかったんだけどな〜。」

山本長官
「?何か言ったかね?」

遠地
「い、いえ、何も言ってませんよ。」



福本
「それでは、自己紹介どうぞ。」


「初めまして、伊豆型戦艦の一番艦の伊豆です。よろしくお願いします。」

福本
「え〜と、次は……あれ?伊賀? どこに居るんだ?」

シュン!


「ここです。福本さん。」

何時の間にか福本の横に居た。

福本
「何処に居たかは後にして…ほら、自己紹介。」


「初めまして、同じく二番艦の伊賀です。以後よろしくお願いします。」

山本長官
「…? 福本、今回配備されたのは四隻のはずだが…二人しか居ないぞ。」

福本
「あ、それは……」

その時、会議室のドアが少し開き、そこから何かが二つ転がって来た。

ボン!

くぐもった爆発音、そして煙。

福本
「は、発煙筒!?」

長門
「みんな、落ち着いて!」

マリーダ
「誰か、山本長官を避難させて!」


「了解!」

誰かが返事した。


「山本長官、こちらへ!」

山本長官
「あぁ…。」

山本は言われるがまま、別のドアから会議室を脱出した。



そのまま、山本は薩摩の上甲板に出てしまった。


「大丈夫ですか?」

山本長官
「あぁ、大丈夫だ。心配を……!」

自分を避難させた人物を見た瞬間、山本は驚いた。何故なら……

山本長官
「春日! な、なんでここに居る? き、君は2ヶ月前に解体された筈じゃ……。」

春日
「えぇ、そうよ。まあ、あの世から帰って来た、と言ったところかしらね。」

山本長官
「な……」

春日
「それより、私以上にあんたに会いたがってる人が防空指揮所に居るんだから、早く行って、会ってあげなさい!」



防空指揮所に上がった。
そこには、春日が言った通り、会うべき人が居た。

山本長官
「久しぶりだね…日進。」

日進
「うん、久しぶりね……二年半ぶりかしらね、高野。」

ちなみに、日進は山本を旧姓の高野で呼ぶ。

山本長官
「あぁ…しかし、どうしたんだ? 最後も看取らなかった男に会いに来るとはな。」

日進
「あら、せっかくあの世から帰って来たのに、そんな事聴くの?」

山本長官
「……どうやら、俺も歳を録ってしまったな…。素直に喜べないとはな……。」



日進
「ま、いいや。とにかく、これからは会える回数も時間も増える訳だし、またよろしくね。」

山本長官
「それについて聴きたい。春日も帰って来た、と言っていたが…どう言う事だ?」

日進
「そうね。まず先に言っとかないとね。伊豆型戦艦の三番艦と四番艦は、お姉ちゃんと私なの。」

山本長官
「な!…し、しかし、いったいどうやって?」

日進
「簡単だよ。まず、元の船体を解体すると同時に旅順で、今の船体を建造する。後は、ぎりぎりの所で今の船体に転移すれば良いだけの事よ。お姉ちゃんも方法は一緒。あ、ついでに言うけど思い付いたのは福本君よ。」

山本長官
「…まさか、会議室のあれも福本のやらせか?」

日進
「そうよ。発煙筒を投げ込んだのは宇垣参謀長と黒島参謀だけど。」

山本長官
「……後で福本をシバかなきゃいけないな。」

日進
「アハハ、そうね。」

何時の間にか、夕暮れだ。夕陽がゆっくり沈む。

日進
「ねぇ…高野…キスして。」

山本長官
「……はぁ?!」

日進
「驚く事じゃ無いでしょう。昔はしてくれたじゃない。」

山本長官
「あのな……m(__)m」

日進
「で、するの?しないの?」

山本長官
「……わかった…。」

お互い見つめ合い、ゆっくりと顔を近付ける。
そして、唇が触れ合い……

『チュ♪』



その後、春日と共に会議室に戻った山本と日進は、クラッカーに迎えられた。
そして、横断幕には……

『歓迎! 伊豆・伊賀! お帰りなさい 春日・日進!』と…。



伊豆型戦艦データ

基準排水量 35800トン
最大排水量 41600トン
船体全長  235,8m
船体全幅  31,6m
最大速力  33ノット
航続距離  18ノットで12000海里

兵装
15インチ(38センチ)50口径三連装砲×3基

6インチ(15センチ)50口径連装砲×6基

5インチ(12,7センチ)45口径連装高角砲×16基

40ミリ機銃 四連装×10基      連装×10基

25ミリ機銃 三連装×20基      連装×30基

ドイツの巡洋戦艦、シャルンホルスト型を見本に、日本版に仕上げた。
排水量や主砲などを拡大した為、外見が大和型戦艦のミニバージョンになってしまった。


艦魂紹介

伊豆

伊豆型戦艦の一番艦。
動物好きで、時々猫やカモメなどと戯れている。
動物系のコスプレが似合う。

好き 動物 

嫌い 争い事 戦争 殺し合い



伊賀

伊豆型戦艦の二番艦。
名前の性か、忍者になってしまっている。
連合艦隊で一番(今のところ)すばしっこい。
その為か、神出鬼没である。

好き 忍者 忍術

嫌い 特になし



春日

伊豆型戦艦の三番艦。
元は春日型装甲巡洋艦の一番艦。日進とは義姉妹。
実は、二人を転移させる為に完成を急いだ為、戦後資料によっては、二隻を『春日型戦艦』と分類する場合がある。
伊豆・伊賀の実質的な姉である。

好き 日本 日進

嫌い ロシア スターリン


次号へ
日進「読者の皆さ〜ん。お久しぶりで〜す。日進だよ〜。」作者「やっぱり、嬉しいですか? 久々に出られて。」日進「うん♪」春日「ところで作者。次は80話だから何かするのか?」作者「はい。誰か呼ぼうかと。誰かは決めてませんが。」春日「そうか。」日進「ご意見ご感想をお待ちしておりま〜す。」


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