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お礼のお誘い
10月8日 戦艦長門艦内 福本の個室


福本
「う〜〜ん?」

コンコン

「ど、どうぞ〜。」

長門
「福本さん………何をなさってるんですか?」

福本
「ち、ちょっと考え事をしてまして、山本長官を見習って逆立ちして考えてます〜。」

長門
「あのね〜。(-.-)」

福本
「あ、ところで僕に何の用ですか?」

長門
「あ、そうです。金剛さんが呼んでましたよ。」

福本
「こ、金剛さんが!?」

長門
「何でかは金剛さんに聴いてね。それじゃ。」

福本
「はい…。」

長門が部屋から出た後、福本は自室に置いてある時計を見た。

福本
「2時半か…。まさかイギリス人特有の紅茶の御誘いかな?」






30分後 戦艦長門の防空指揮所

福本
「あのー、金剛さん、何で僕を呼んだんですか。」

金剛
「まあ、そうゆう事はおいといて、まずは私が入れた紅茶を飲んでくれ。」

福本
「はあ…。」
言われて飲んだ金剛が入れた紅茶は…

福本
「美味しいです。」

金剛
「そうか、それは良かった。」

金剛は嬉しそうに笑った。



金剛
「しかし、時代も変わってしまったな。」

唐突に金剛が言った。

福本
「そうですか?」

金剛
「あぁ、今やお前みたいな若手が国を動かしているじゃないか。」

福本
「それは確かです。けれど自分は何もしてはいません。」

金剛
「きみは大佐じゃないのかね?」

福本
「大佐です。けれど何もしてはいません。」

金剛
「榛名の話だと、この前も提案書を書いていたと言ってたぞ。」

福本
「しています。けれどそれで国を動かしていると言えるかは別です。」

金剛
「私は動かしていると思うが。それに…」

福本
「それに?」

金剛
「山本長官から聞いたが…、陛下に日英同盟の復活を進言したと…。」

福本
「進言なんて…、自分は陛下に自分の意見を言ったまでです。第一、日英同盟の復活を申し出て来たのはイギリスだし、陛下はそれを承認しただけの…」

金剛
「しかし、陛下がお前の意見を含めて考えた結果、承認したことだろ?」

福本
「そうだと…思います。」

金剛
「それに、日英同盟の復活を連合艦隊の中で一番喜んだのは、私だ。」

福本
「金剛さんが!」

金剛
「…4ヵ国条約が締結された日、条約内容見た瞬間私アメリカを恨んだ。」

福本
「日英同盟を破棄させたからですか?」

金剛
「あぁ、けれど悲しくもあった。理由は判るか?」

福本
「生まれ故郷との繋がりが切れてしまったからでしょうか?」

金剛
「そうだ。今は日本の戦艦だが、元はイギリス生まれだからな…。」

福本
「…………」

金剛
「それに繋がりが切れただけならまだましだった。しかし、もしイギリスとも戦うかもしれない考えたら、その日の夜は一晩中泣たよ…。」

福本
「御心中お察し致します。」

金剛
「やめてくれ。それどころかきみには日英同盟の復活を進言してくれて感謝している。ありがとう。」

福本
「こ、金剛さんに感謝されるなんてもったいないです。(*^^*)」

金剛
「まあ、今回誘ったのはお礼が言いただけだからな。たまに誘うかもしれないから付き合えよ。」

福本
「ヨーソロ!、お約束致します!」






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作者「次号は艦魂では唯一の元帥が出ま〜す。ご意見ご感想をお待ちしております。」


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