ノモンハン事件 最終話 〜協議結果〜
9月16日、日ソ両国は停戦に応じ、数ヶ月に及んだノモンハン事件は幕を閉じた。
その後、国境線画定協議において、双方一歩も引かなかったがなんとか、日満主張の国境線になった。
(ちなみに、宮崎連隊が保持した977高地は部隊内の兵で石工だった人間に『日本軍占領』と付近の大石に刻み、これが証拠になり、この高地も国境線に含まれた。)
さて、この協議の終盤になっていきなり、北樺太を割譲するとソ連が言い出した。
慌てた日本政府ではあったが、樺太には資源がある為、喜んで割譲を承認した。こうして、日本にとって有利な主張を通せた上に、北樺太割譲とゆうオマケがついた結果になった。
福本
「…と言うことです。」
山本長官
「…そうか。」
福本は山本五十六に戦艦長門の長官室で協議の結果を報告していた。
山本長官
「…君は北樺太割譲をどう思う?」
福本
「…スターリンの考えは2つでしょう。」
山本長官
「続けてくれ。」
山本長官は椅子から立ち上がり、舷窓から外を見ながら言った。
福本
「スターリンは考えはこうです。我々に北樺太を割譲し、手なずけるつもりでしょう。多分1年以内にスターリンはヨーロッパ方面で行動を起こすつもりです。」
山本長官
「なるほど。しかし、そうなると北樺太を割譲したのはなぜだと思う?」
福本
「スターリンからすれば北樺太を『貸した』と思っているでしょう。」
山本長官
「そうか『貸した』か…。スターリンならそう考えてもおかしくないな。」
福本
「はい。まあスターリンのことですから、『取り立て』に来るかもしれませんがね。」
山本長官
「『取り立て』に、か…。あり得るな。まあそれまでに万全の体勢を整えなければいけないがな。」
福本
「はい!」
コンコン
山本長官
「どうぞ。」
バタン
長門
「山本長官、福本君。宴会の用意出来ましたよ。」
福本
「わかりました。すぐに行きます。」
長門
「早く来てくださいね。」
パタン
福本
「ついこの間、歓迎会をやったばかりなんですけどね。」
山本長官
「まあいいではないか。遠地君や千歳さんもはれて私の事務官に着任したんだ。彼らの歓迎会を兼ねての宴会だ。楽しませてもいいじゃないかね?」
福本
「そう…ですね。」
山本長官
「さあ。私達も行こう。待たせたら大変なことになってしまうぞ。」
福本
「はい。」
次号へ
作者「次号より当分の間、日常生活を書くことになります。」マリーダ・千歳「「変なこと書かないでくださいね!」」作者「書きませんよ!」遠地「まあ、大丈夫だろう。」福本「スターリンよりは、信用できますからね。」作者「それではご意見ご感想をお待ちしております。」
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