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ノモンハン事件 8 〜スターリンの困惑〜
7月25日 モスクワ クレムリン宮殿 スターリンの私室


スターリンは困惑していた。
ノモンハン事件が思い通りに行かないからだ。
最初(第一次ノモンハン事件)はうまくいっていた。 しかし、第二次ノモンハン事件からは、つまずきぱなっしだった。
最初に制空権が獲られ、進攻したら大損害で戻って来て、その上シベリア鉄道を夜間爆撃された。
今や、問題が山積みである。
まず第一の問題が補給。今や、ノモンハン上空に飛んでいるのは日本軍機ばかりだから、昼間に補給車列が通ろうものなら直ぐ様、日本機が降下、銃爆撃して来る。
今は夜間に補給隊を送っているのだが、効率は非常に悪い。
それに、ノモンハンと言うところは、水が容易に得られない(ノモンハン事件 4を参照)所でタンク車もこの車列に加わるから質が悪い。
しかも、シベリア鉄道を爆撃され補給効率が余計悪化、それにシベリア鉄道守備戦力を派遣しなければならないからノモンハンに補充、増援の戦力を派遣するしかなかった。

第二に予想外の日本軍新兵器投入。
新型戦車、新型戦闘機の投入はスターリンにとっては寝耳に水であった。(この時、スパイ・ゾルゲは逮捕されていた。)
特に、新型戦闘機の方は、被害が増え、出撃すれば必ず撃墜されると士気が低下している。
対応策もなく、鹵獲して調べようにも、日本軍が進攻してこないから、鹵獲しようにもできなかった。


スターリン
「ヤポンスキーめ、長期戦をやる気か…。さて、こうなるとどうしたものか……。」



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