ブックリスト登録機能を使うには ログインユーザー登録が必要です。
補給体勢・補給路の構築や、防御体勢による持久戦法など、紛争の長期化に備える日本軍の次なる手とは?
ノモンハン事件 5 〜シベリア鉄道爆撃作戦! 前編〜
7月10日 ハイラル飛行場


この日、ハイラルには珍しい機体が並んでいた。それも二種類。
1つは双発の爆撃機、もとい96式陸上攻撃機。
もう1つは単発の戦闘機、十二試艦戦。
十二試艦戦は実戦データを採るため。
96式陸上攻撃機は爆撃任務のためだが、一部の人間を除いて爆撃目標を知らなかった。


「これが資料一式です。」そう言うとラフィールは持って来た資料を渡す。

「ありがとう。しかし、すまないね、急かしてしまって。」
こう言って山口多聞大佐は資料を受け取る。
ジント
「いえいえ、これくらいなんともありません。」
山口大佐
「そうか。ところで山本さんは元気かね?」
ラフィール
「はい、元気ですよ。」

「おい、山口。資料が届いたのか?」
そう言って入って来たのは参謀役の大西瀧治郎中佐である。
(なお、山口多聞と大西瀧治郎は同期。)
大西中佐
「やあ、ご苦労様。ところであの若士官は元気か?」
ジント
「福本大佐ですか?」
大西中佐
「あぁ、そうだ。」
ラフィール
「海軍省やあちこちを飛び回っています。」
大西中佐
「そうか、その様子だと元気そうだな。」


数時間後 格納庫内

今、ここでは作戦前のブリーフィングが行われていた。
山口大佐
「諸君、今回の任務は多少困難な夜間長距離爆撃任務である。」
この発言を聞いた搭乗員達がザワザワとしたが、大西中佐の『静粛に!』ですぐに静かになった。
山口大佐
「目標はソ連国内のウラン・ウデ近郊の鉄道施設。ここはソ連とモンゴルを結ぶ中継地点であり、ノモンハンへの補給を取り扱っている場所でもある。ここを叩けば、制空権を獲られ、補給に苦しむソ連軍に更なる打撃を被る事になる。」
そう言って山口大佐は地図を使い説明する。
山口大佐
「距離は片道約900キロ、往復で約1800キロに達すると思われる。しかも、夜間飛行の為、多少の困難があると思うが、この爆撃行を成功させ、他人の痛みが判らないスターリンを我々が行って殴ってこようではないか!」

「お〜〜!」×搭乗員全員
大西中佐
「全搭乗員、発進用意!、かかれー!」

バタバタバタバタ

搭乗員達が自分の乗機に駆け込んで行く。
そして、十数分後。
次々と96式陸上攻撃機が離陸して行く。
それを山口と大西は敬礼で見送った。
作者「一話では、収められないので前後編になりました。」福本「そうなんですか。」マリーダ「次号は爆撃作戦本番。」千歳「さあ、どうなるのでしょうか?」遠地「ご意見ご感想お待ちしております。」


+注意+
・特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
・特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)
・作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。