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ノモンハン事件 1 〜スターリンの陰謀〜
ソビエト連邦 首都モスクワ クレムリン宮殿 スターリンの私室

スターリンは夜型の人間だと言われている。
実際スターリンは夕食のあと私室で執務をとっている。
執務と言っても、粛清対象者の個人情報のファイルを見る事なのだが……。
しかし、その日はファイルではなく、数枚の地図と多数の航空写真だった。
航空写真は素人が見ても、判るように、専門家の手によって工夫がされている。その写真を見ながらスターリンは地図に赤丸の印を点けていく。
そして、拡大鏡を置くと、パイプを手に取ると火を点けた。(なお、彼はかなりのヘビースモーカーだったそうだ。)

スターリン
「ヤポンスキー(日本人)共め、我がソ連と国境が接している部隊進出可能な地帯に要塞線を築いているな。これでは沿海州を含めた格方面からの侵攻は大損害を覚悟しなければならないな…。」
なお、沿海州とはウラジオストクがある地域である。どうやら、スターリンは満州国侵攻を企んでいるようだ。
スターリン
「昨年は張鼓峰で、日本軍を相手にしたが…、日本兵の奮戦と航空隊の出動は予想外だった…。どうやら日本軍には、高度な戦略的判断が出来る人間か組織がいるようだ…。」
そう言うと立ち上がり壁に貼ってある満州付近地図を見た。
ふと、彼は地図のある地域を見た瞬間、何か考え始めた。
そして、机にあった軍の編成表を見ていたスターリンは、二、三度確認するとニヤリとした。

スターリン
「なるほど、モンゴルと満州の国境には、要塞線も何もない。鉄道も一部通じているな。しかも、都合のいい事に我が軍の軍事顧問団と駐留部隊がいるか。」
スターリンはニンマリと笑った。



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作者「次号では戦闘になります。ご意見ご感想お待ちしております。」


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