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ポーランド解放作戦
8月22日 午前4時過ぎ

ドイツ・元ポーランド国境

金光大佐率いる特設ヨーロッパ派遣砲兵連隊は元ポーランド国境に展開していた。
もちろん、日本軍だけでなく、イギリス、ドイツ、アメリカなどの砲兵部隊が国境周辺に展開している。
ポーランド解放作戦……通称『シューティングスター』作戦と名付けられた……で、連合軍は一挙にポーランドを解放し、冬の到来前…出来れば10月前まで…に元ソ連・ポーランド国境までソ連軍を押し戻そうと考えていた。
これは、ソ連軍が再びフィンランドに侵攻する事を察知し、フィンランドに回される兵力を出来るだけソ連・ポーランド国境に回させるとゆう連合軍の意図もある。

そして、金光大佐は腕時計を見た。
午前4時30分……作戦開始まで、あと1時間半あった。



1時間後……バルト海

何もなかった海上に突如、鋼鉄の塊が浮上した。
しかも8つ。
そして、ハッチが開き、ニーナと宮木が飛び出す。
第七艦隊指揮下の潜水戦隊…伊400潜隊だ。

ニーナ
「……異常は無いわね。晴嵐用意! 砲術員は配置に就け!」

バタバタ!

指示の下に担当員が配置に就く。
航空要員は晴嵐を組み立て、砲術員は後部に設置された40口径14cm砲の防水カバーを外し、砲撃準備に掛かる。

宮木
「海中には伊700潜隊がおります。例えソ連のバカに見付かっても大丈夫でしょう」


「それだと…見付かった私達がバカみたいに聞こえるんですけど…」

宮木
「……気のせいよ」

ニーナ
「まあ、私達の任務は陽動……前が騒なら今回は静のね」

宮木
「『幻惑』作戦と名付けられましたからね。前回の様に艦隊が出て来る…と思わせる作戦」


「それなら、通常潜水艦と潜水空母を持つ私達の出番です」

ニーナ
「まぁ、私達は私達でやる事をやるだけよ」

女性水兵
「艦長、副長。晴嵐の用意できました!」

宮木
「僚艦からも発進準備が整った様です」

ニーナ
「攻撃隊発進!」

待ってましたとばかりに、晴嵐改や強風改がカタパルトに載せられ射出されていく。
それを作業の為、甲板に出ていた乗組員達が手を振って見送る。
全機を射出し、ニーナは腕時計を見た。
午前5時50分だった。



そして……時計の針が午前6時を指した瞬間……国境の砲兵部隊は砲撃を始め、晴嵐改・強風改の攻撃隊と伊400潜隊は陽動攻撃を開始した。



夜が明けると、待ってましたとばかりに、日米英独の艦載機から中型爆撃機までの大編隊が国境沿いの防衛線を吹き飛ばす。
同じ頃、ソ連軍の主要飛行場の上空に富嶽、B17、24、29などの四発重爆が護衛を引き連れ襲い掛かる。
ソ連軍戦闘機が必死に駆け上がるが、独特のエンジン音と共に飛来した火龍に迎撃される。
今までイギリスで慣熟訓練をしてきた火龍のパイロットが先陣をきって襲い掛かる。
レシプロ機も負けるものかと襲い掛かる。
滑走路にクレーターが出来、ソ連軍戦闘機が堕ちてゆく。



連合軍地上部隊が動き始めた。
国境を越え、防衛線があった場所を通過した。
散発的な抵抗もあったが、銃弾一発飛んで来た方向に銃砲弾100発以上が飛んで行く。
こんな事をされたらあっという間に制圧だ。
難なく防衛線は陥落した。次はソ連領ポーランドの陥落だ。



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