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ネルソン

イギリス戦艦ネルソンの艦魂。
いつもクールで、サーベル着装のイギリス海軍艦魂達の指揮官。
ビッグセブンの1人である為か威厳がある。
福本曰く『イギリスの山城さん』。
激震!仏印駐留軍、タイ王国に侵攻セリ!
1944年1月5日 早朝

タイ王国・仏印国境


並べられた重砲。
エンジンを吹かし、何時でも出撃出来る態勢にある戦車。
前進命令を待つ歩兵。
まるで戦争の前触れの様……実際そうだ。
そして、指揮官が手を下ろした瞬間、重砲独特の響きが轟いた……。



その頃……

イギリス プリマス

福本
「っ!!」

ジント
「?どうしました、長官?」

福本
「い、いや。何でも無い…」

艦橋でジントと軽くお喋りをしていた福本はいきなり首に痛みを感じた。
針で一瞬ちょんと刺された様な痛みだった。
首筋を擦りながら、先程の痛みが何だろうと思った時……

バン!

神谷
「ちょ、長官!!」

福本
「どうした?神谷」

その時、光と共にネルソンが転移して来た。

ネルソン
「大変だ!福本!」

ジント
「ど、どうしたんですか、2人揃って?」

神谷
「ふ、フランスが仏印より……」

ネルソン
「あなたが予想した通り、フランスがタイ王国に侵攻したの!」

ジント
「な、何ですって!?」

福本
「ちぃ……まさか…さっきの痛みは…」

ついさっき、痛みがはしった首筋を撫でながら呟いた。



早朝、仏印駐留軍はGPF-T155mmカノン砲などの重砲を仏印側より発砲、続きルノーR35、オチキスH39軽戦車、ソミュアS35中戦車、シャールB1bis重戦車が突撃を開始した。
その後ろをMAS36小銃を持った歩兵が続く。



さて、タイ王国軍は何をしていたのか?
もちろん、事前に日本やイギリスなどから情報提供を受け準備・警戒していた。そして、攻撃を受けると……一斉に住民を避難させつつ退却した。
もちろん、この退却は事前に決められて退却しているのである。
タイ王国軍の方針はこうである。
『出来る限り引き付け、奥地で迎え討つ』
戦力温存の為の退却である。



再び…プリマス

戦艦播磨会議室


福本
「それで、タイ王国軍は?」

神谷
「は、タイ軍は戦力温存の為、住民を避難させつつ退却しています」

沖田
「情報によりますと、フランス軍は夜が明けると航空支援を開始したそうです」

マリーダ
「まあ、当然と言えば当然ねえ」

アルファーニ
「それで、タイ王国軍の対応は?」

沖田
「直ぐに保有する零戦64型で迎撃を開始。各地で激しい空戦になっている」

福本
「まあ、今のところはタイ王国軍に任せるしか無いな」

ワッケイン
「大丈夫なんですか?いくら植民地駐留軍とは言え、陸軍国フランスですから…」

福田
「それなら心配ありません。タイ王国軍は陸海空で日本軍の訓練及び武器の提供を受けていますから」

楠木
「確かに一世代前の武器とはいえ、訓練は充分だし、士気もあるしね」

篠森
「当分、フランスの動向が気になりますね」

福本
「あぁ。下手をしたら宣戦布告する可能性もある」

遠地
「ち、なんでフランスにマシな政治家はいないんだよ」

福本
「知らないよ。ただ、スターリンはもしかしたら笑ってるかもな」

ジント
「嫌ですね。あのバカが笑っている姿を見るのは」

新沢
「俺だって願い下げだ。そんなもんより、チャップリンの映画を見た方がマシだ」

福本
「あぁ、確かに。それよりはあいつの目の前で軍刀を抜いて、あいつの首を斬ってやりたいよ」

ヴィル
「…過激ですね」

遠地
「その代わり、独裁者なんだから本気で泣く奴は居ないよ」

福本
「…自分で言っといてなんだが、その話は置いといて、なんで味方が増えたら敵も増えるかね…」

千歳
「そうね…これじゃあ地中海はイタリア・フランス海軍が抑えたも同然よ」

遠地
「それはそれで嫌な話だ。だからと言って、理由無しにフランス海軍を叩く訳にはいかないしな…」

沖田
「…チャーチル首相、早まってフランス軍を撃て…なんて言いませんよね?」

福田
「…あり得そうで怖いな」

アルファーニ
「遠いアジアの紛争が、まさかヨーロッパに波及するとは…」

マリーダ
「その逆も然りね……特に相手はイギリスに並ぶ植民地保有国なら尚更ね」

遠地
「難しくなるぞ…この戦争は…」

福本
「あぁ…」



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