チャーチル来日
4月9日 皇居内応接室
「おはようございます。吉田外交官。」
「おはよう、福本中尉。」吉田 茂
異能の外交官として有名。チャーチルとは個人的に友好がある。
ハバナ葉巻を吸っているのは彼の影響だと言われている。
「分かっているては思いますがここは禁煙ですよ。」
「あぁ、彼にはちゃんと言ってあるよ。」
今回、接触はイギリスからだ。
新天皇に挨拶したいと、イギリス王室から打診があり、吉田外交官と交友のあるチャーチルが選ばれ、今に至る。
「サー・ウィンストン・チャーチルです。陛下と話せてとても名誉に思います。」
「はじめまして、白鶴宮明子です。日本語がお上手ですね?」
「いやー、吉田君に教えてもらいましたてな。」
この会話を福本は普通に聞いていた。
しかし、頭の中ではあることを考えていた。
「そこの士官くん?、私に何か聴きたいようだね?。、聴いてくれてかまわんよ。ついでにそこのお嬢さんの名前も教えてもらいたいんだが。」
「!!」
福本は驚いた。 どうやら顔に考えていたことが出たようだ。
「彼女はアーネスト・レリル・マリーダさん、エステロール王国出身の方です。」
明子内親王がマリーダを紹介する。
「はじめまして、マリーダです。」
「そして彼は、福本大介です。」
「はじめまして、福本です。」
「よろしく2人共。ところで聴きたいことはなんだね?」
「海軍大臣であるチャーチル卿がわざわざ挨拶だけに来たとは思えない。だから何を探りに来たのか?、です。」
「ほう、若いが洞察力はしっかりとしているな。 陛下、あなたはとても有能な臣下をお持ちだ。」
「いえ、彼もマリーダも私にとっては数少ない友達ですから。」
「友達ですか…。それは羨ましい。 いいでしょう、私の目的をお話しましょう。」
「実はですね、私は日英同盟を復活したいと思っています。」
「「「なぜですか!!」」」
「我が大英帝国は世界中に権益を持っておるのはご存知ですね。そして、スターリンは満州を狙っている。」
「つまり、スターリンが満州を獲ればイギリスの権益に悪影響が及ぶ、と。」
マリーダが聴く。
「えぇ、そうなると我が国はアジア方面に兵を派遣しなければならない。」
「しかし、それはドイツを喜ばす結果になる。だから日英同盟を復活させ、ソ連の南下を日本に抑えてもらいたい。ですか?」
「さすが、陛下だ。話が早い。もちろん、タダではありません。供給して欲しいものがあるなら出来るだけ準備致します。」
「これは、提案と受け取ってよろしいですね?」
「陛下…?」
「私は良いと思いますよ。ただ、国会の承認が要りますけど。」
一時間後
チャーチルはホクホク顔で帰って行った。
「ふふふ♪」
「どうしました?」
内親王とマリーダが応接室に残っていた。福本はチャーチルと吉田を送っている。
「福本が望んでいた日英同盟復活が思わぬ形で転がり込んで来たと思って。」
「はあ。」
マリーダが答える。
「これから、どうなるのかしらね?あなたと福本君は?」
顔が真っ赤になっていたマリーダだった。
次号へ
マリーダ「………(*^^*)」作者「マリーダさん、顔真っ赤ですよ?」マリーダ「な、なんでもないわよ!」福本「あれ、とうしたんですか?」作者「あぁ、マリーダが…」マリーダ「いやー、見ないでー!」←叫びながら逃走 福本「あれ!?」作者「とりあえず追い掛けたら。」福本「はい、マリーダ待ってくれ〜。」←追い掛ける 作者「やれやれ。 次号はいきなり6月に。明子内親王が天皇になります。お楽しみに。ご意見ご感想お待ちしております。」
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