行方
もう12年……
あの悲劇で……父上、母上を失った……
おぼろげにしか、思い出せないけど……尊敬できた存在……
ああ…いつまで黙っていれば良いのだろうか?
父上、母上……お許し下さい……。
6月2日 ミサリア港 戦艦播磨
福本
「う〜む……。」
一枚の写真を見ながら、福本は唸っていた。
尾崎・近江
「「失礼しま〜す。」」
福本
「あ、おはようございます。お二人共。」
近江
「あれ? 福本お兄ちゃん、何見てるんですか?」
福本
「え、あぁ、この写真ですね。今のところ、唯一現存するヴィントラント王国一家が写った写真です。」
尾崎
「幸せそうな家族写真ですね〜。」
福本
「えぇ…そうですね。」
さいはて、いったい何処に居るのやら?
それとも……裏切り者が居るからか?
福田
「先輩。ニーナ潜水司令が参りました。」
福本
「あぁ、通してくれ。」
ニーナ
「失礼します。」
福本
「やあ、ニーナ司令。この前の渡河作戦では、ご苦労様です。」
ニーナ
「いえいえ、お役に立てて良かったです。」
さて、ニーナは潜水戦隊の司令の筈なのに、何故渡河作戦の話が出てきたかと言うと、彼女指揮下の潜水戦隊が一部から『戦略潜水戦隊』と言われる所以である。
潜水戦隊は通常潜水艦伊700型8隻と、『潜水空母』こと伊400型の8隻で編成されている。
福本
「航空隊の皆には、嫌な思いをさせたな。初舞台が陸戦隊の援護になってしまって…。」
ニーナ
「いいえ、皆喜んでましたよ。久しぶりに飛べたって。」
福本
「そうか…良かった。」
ニーナ
「そうだ。このあと、潜水戦隊に行きますか?」
福本
「そうだな。皆の労をねぎらいたい。」
ニーナ
「わかりました。あとでお迎えに参ります。」
夕方……
福本
「ふぅ〜〜。」
潜水戦隊に行き、労をねぎらったあと、そのまま司令長官室に直行。
福本
「ん、諜報部からの定時報告か…どれどれ。」
一読してみると、どうやら、ルーズベルト大統領辺りが日本非難をしている様だ。
福本
「早くこっちを片付けたいけど……そう、思う通りには成らないよな…。」
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作者「…………」薩摩「作者さん! 後書き始まってますよ〜。」作者「ん、わ! やってもうた!」薩摩「さっきまで、何を読んでたんですか?」作者「さっき読んでたのが、アムコス発行の『国防論』、今読んでるのが、双葉社発行の『田母神塾』、面白いぞ。」薩摩「…好きですね〜。」作者「うん。ご意見ご感想をお待ちしております。」
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