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桃太郎外伝
作:六角オセロ


むかしむかし、ず〜っとむかしのそのむかし。
初夏の気持ちえ〜風が、ほいほいのほいと吹いている頃、とあるところに、おじいさんと、おばあさんが自分勝手に、ひょひょひょいと住んでおりやした。
おじいさんが、大きくあくびをしていると、おばあさんは、川に朝の爽やか〜なウンコをしに行きやした。
空は、あっけらかんと綺麗に禿げていやした。
「爽やかに禿げた、うんこ日和ひよりじゃあの〜〜〜ぅ!」
おばあさんが川で、禿げた空をじろじろと見上げながら、うんうんとウンコをしてると、川上のほうから、どっかんどっかんへいへいほ〜と、大きな桃が流れてまいり〜やした。
「おやおや、大きな桃じゃ〜〜ぁ!」
おばあさんは、「えいや〜!」と、秘術でウンコを途中で止めると、急いで大きな桃を両手でがばっと掴みやした。
「こぅりゃあ、とびっきり大きぃわ〜い!わいわいわい!」
「この乙女のような匂いが、たまらん、たまらん!たまら〜〜〜ん!らんらんらん♪」
「乙女心〜、おとめ心〜〜!」
おばあさんは不器用に尻を、よたよたへろへろと縦横斜めに振りやした。
「持って帰ったら、おじいさんも、さぞか〜しぃ大きな口で、ほっほらほっほらほっほ〜と喜ぶじゃろうな〜あぁ。」
おじいさんの喜ぶ顔が、頭にうじうじのウジ虫のように、わいわいと湧いてまいりやした。
「今日は、なんという幸運な日じゃあ〜〜ぁ!きっと、日頃の行いが良〜いからじゃ〜〜〜!」
蝶々が、ひ〜らひらと蝶々のように、まいまいと舞っていやした。
「そうだ、この桃を桃尻娘と名付けよう〜〜〜ぉ!ええ名じゃ、ええ名じゃ〜〜!」
「おじいさんは、なによりも乙女のプチプチした桃尻が好きじゃからの〜〜う。」
おじいさんの喜ぶ顔が、頭にウジ虫のように、うじうじと湧いてまいりやした。
するとそこへ見知らぬ若者が、そそくさとんとんとやってまいりやした。
「おばあさん、その桃はわたしのです。」
「名は、なんともうす?」
「桃太郎ともうします。」
「なに、桃太郎?」
「そうです。」
「いい男じゃなあ。立派なチンチン見せてみろ!」
「そんなのいやですよ!」
「若ぞう、ひとのものを横取りする気だな!?」
「一生懸命に作った桃なんです。返してください。」
「返すものか、若ぞう!」
「返してください!」
「返さないと言ってるのが聞こえないのか、お前は、耳が悪いのか!」
若者は、うんこを見て言いやした。
「ここに、うんこをしないでください!」
「よけいなことを言うな、小便小僧!」
「よけいなことではありません。」
「ええい、こらしめてやる!」
おばあさんは、鞭を持っていやした。
「なにをするんですか、おばあさん!?」
「おまえは目も悪いようだな。鞭が見えんのか?」
「見えますよ。」
「だったら、うんこも桃も見なかったことにして、とっとと帰れ!」

「わかりました。なかったことにしましょう。そのかわりに・・」
「そのかわりに、なんだ?」
「うんこだけは、川にしないでください!」
「いやなこったい。あっかんべ〜!ば〜か!」
若者は、ばあさんに駆け寄って来やした。そして、むなぐらを掴みやした。
「こっちが下手に出てりゃあ、つけあがりやがって!このクソばばあ!しばくぞ!」
「苦しい、苦しい・・ちょっと気持ちええ〜。」
そこへ、大きな若者が通りかかりやした。そして、乱暴をしている若者の手を掴んで、おばあさんから引き離しやした。
「乱暴は、いけません!」
おばあさんは、大きな若者に言いやした。
「名は、なんともうす?」
「金太郎ともうします。」
「なに、金太郎?」
「そうです。」
「あしがら山の金太郎ともうします。」
「あしがら山の金太郎!」
「そうです。」
「あしがら山から、どうやって来た?」
「歩いて来ました。」
「たいした奴だなあ!ごほうびに桃を少し食べさせてやろう。桃を持ってついて来い。」
「こいつはどうしましょう?」
「ひとのものを盗む悪いやつは、川にでも放り込んでやれ。」
すると、金太郎は桃太郎に尋ねやした。
「おまえ泳げるか?」
「ああ。」
それを聞くと、金太郎は桃太郎を持ち上げて川に放り込みやした。
「いい男じゃなあ。立派なチンチン見せてみろ!」
「いやですよ!」

おばあさんの家は、川から百歩くらいのところにありやした。
家に入ると、おじいさんは出掛けるところでやした。
おばあさんは、おじいさんに言いやした。
「おじいさん、もう出掛けんのか?」
「これから村に行って、乙女を探しに行くところじゃ。」
「おじいさんは、なによりも乙女のプチプチした桃尻が好きじゃからの〜。」
おじいさんは、おばあさんの後ろの大きな若者と大きな桃を見やした。
「大きな桃じゃのう!後ろにいるのは誰じゃい?」
すると、大きな若者が答えやした。
「金太郎ともうします。」
「どこの金太郎じゃ?」
「あしがら山の金太郎ともうします。」
「あしがら山には、次郎という大きな熊がおるじゃろう。」
「その次郎と、相撲をして大きくなりました。」
「そうりゃあ、たいしたもんじゃ!」

おばあさんが、お尻をかきながら言いやした。
「まあ、遠慮せんで上がれ、若ぞう。」
おじいさんは、
「まあ、ゆっくりしていけ。」と言って、出て行きやした。
「名は、なんともうす?」
「金太郎ともうします。さっき言いましたけど。」
「おまえも、乙女が好きか?」
「・・乙女ですか。どっちかと言うと、おにぎりのほうが。」
「あしがら山には、乙女はおるのか?」
「菊という美人がいます。」
「菊というのか。それはいいことを聞いた。」
「あしがら山の、どこにおる、その菊は?」
「聞いて、どうするんですか?」
「・・うん、実はな、孫の嫁を探しておるんじゃ。」

金太郎は遠慮しながら言いやした。
「こんな貧乏なところには来ませんよ。村一番の地主の娘ですから。」
「おにぎりをやるから、つれて来い!」
「そんな無茶な。」
「おいしい梅干を入れてやるぞ!」
おぎゃ〜、おぎゃ〜!
突然、どこからか、赤ん坊の泣く声が聞こえてきやした。
「赤ん坊の声じゃのう。お前、妊娠してるのか?」
「とんでもない!」
「どこから聞こえてくるのかのお?」
金太郎が指をさしやした。
「ここだよ、おばあさん!桃の中だよ!」
「おまえ、手が大きいから、上手に割ってみろ。」
すると、桃の中から、赤ん坊が出てきやした。
「女の子じゃ、女の子じゃ!」
「おばあさん、お湯を沸かして洗ってあげましょう!」
「そうじゃな、そうじゃな。それはいい!」
「カマドはこっちですか?」
「そうだ、さっさとしろ、若ぞう!」
「はい!」

その頃、おじいさんは乙女を探していやした。
「どこかに、お尻プチプチの乙女はおらんかのう。」
そこへ、乙女心の娘が二人やってきやした。
おじいさんは、草むらに隠れやした。
「あの可愛いケツを見てると、金玉がしびれてしびれて、たまらんわい・・」
おじいさんは、しびれる金玉を両の手で押さえやした。
おじいさんの目の前で、二人の娘が立ち止まりやした。可愛い乙女の声が聞こえやした。
「ここで、ちょっと休みましょう。」
「おにぎり食べましょう。」
おじいさんは、しびれる金玉を両の手で強く押さえやした。
「よ〜し、今だ。」

「お〜〜い!」
少し離れたところから、誰かの大声が聞こえてきやした。
娘たちは、振り向きやした。
おじいさんは、びっくりして頭を下げやした。
やって来たのは、桃太郎という若者でやした。
「こんなところにいたら、あの妖怪に襲われますよ。」
二重まぶたでえくぼの娘が返事をしやした。
「ま〜、怖い!」
「いいところを教えてあげます。おいらは真面目ないいやつなので、すけべなことは絶対にしません。安心してください。」
それを聞くと、二人の娘は若者について行きやした。
「あのやろう、どうも怪しいなあ・・」
おじいさんは、3人の後を追って行きやした。

「もうじき日が暮れるというのに、おじいさん、遅いねえ・・」
遠くの方から、村の方から、何やら騒がしい声が聞こえてきやした。
【 妖怪が捕まったぞ〜〜! 妖怪が捕まったぞ〜〜! 】
「大変だ! おじいさんが捕まった!」
おばあさんは、急いで刀を2本持って来やした。鬼のような顔をしていやした。
「そうか、おまえたちは妖怪だったんだな!」
「妖怪などではない。証拠を見せてやるからついて来い!」
「ほんとうか?」
「先祖伝来の守り刀じゃ。おにぎりを沢山食わせてやるから、ついて来い!」
と言って、金太郎に大きな刀を渡しやした。
「おじいさんは、若い頃から見境なく乙女の尻をなでるのが好きでのう。困ったもんじゃ。」

おじいさんは、柿の木に縛られていやした。
その周りには、二十人ほどの角を生やした鬼たちが囲んでいやした。
そして、鬼との戦いに敗れ、鬼の家来になった桃太郎もいやした。
金太郎は、びっくりしやした。
「鬼の村だ!」
おばあさんの頭に、いい考えがウジ虫のようにわいてきやした。
「おまえが、おとりになって、あいつらを川までおびきよせろ。そしたら、川に飛び込んで逃げろ。その隙に、おじいさんを助ける。」

作戦は上手くいきやした。そして、三人は無事に家に戻ってきやした。
おじいさんは、寝ている赤ん坊を見て、びっくりしやした。
「この赤ん坊は、なんじゃ?」
おばあさんが答えやした。
「桃から出てきたんじゃ。」
「そら、不思議じゃのう。」
「おじいさん、納屋なやから運べるだけ米を持ってきておくれ。ここは危ないから、山小屋に逃げよう。あそこなら人里が近いから大丈夫じゃ。」
「そうだな。じゃあ取ってくる。」
おじいさんは、急いでお米を取りに行きやした。
おばあさんが、金太郎に言いやした。
「この子が乙女になったら、おじいさんが悪さをするから、この子を連れてっておくれ。」
金太郎は、おばあさんの目を見ると、
「わかりました。」と答えやした。

金太郎は、あしがら山に着くと、赤ん坊を桃子と名付けやした。
桃子は、熊の乳と山の食べ物で健康に育ちやした。そして、あっという間に十六年が過ぎ、乙女になりやした。
あしがら山のふもとの村では、桃子は有名になっていやした。
桃子の隣には、金太郎がいやした。
「桃から産まれた桃子!プチプチの桃尻の乙女だよ〜〜!おむすび一つで、プチプチの桃尻に触れるよ〜!」
桃子は、育ててもらった恩返しに、一生懸命に桃尻を振っていやした。
初夏の気持ちえ〜風が、ほいほいぺろぺろ吹いていやした。


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