表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
32/236

神風特別特攻隊!!! (後編)

僕の近況報告

昨年の夏に僕の歯科医院に共同指導という

最高に厳しい厚生労働省の指導があった。


その時の結果にて今年の春に自主返還金200万円

(指導により指摘された治療内容において

過去に患者さんに行った保険診療分の自主返金)

をしたがそれだけでは許されずに

ふたたび再指導になった。


先日きた赤紙(厚生労働省からの通達)には


{昨年、貴殿歯科医院の個別指導を行った結果、

再指導にて確認を行わなければ指導内容が

きちんと正しく履行されているのか確認がとれないために

再び個別指導を行います。

なお正当な理由なく個別指導を欠席した場合は

監査の対象となる場合があります}

と書かれていた。


普通は、個別指導後の結果は

指導した日から1ヶ月以内に結果がでるが、

約半年後の今年2月に自主返還金の催促があった。


この自主返還金の作業も過酷なもので、

日常の診療をしながら、過去1年にわたる

全ての患者さんのカルテを掘り起こして

指摘された事項の内容を探し出し書き出す。


その作業だけでもつらいのに、

続けて指定された提出すべき用紙に

患者さんの氏名、治療内容、保険番号治療費、負担率と、

全て細かく書きだしていく。

それだけで、数十枚にもなる。

その枚数ごとに記された治療金額をひたすら合計していき、

1枚の終了ごとに、合計金額をうちだすのだが、

最終的に数十枚分の合計金額とあわないと、

また1枚ずつ、どこが

間違っているのかを確認しなおさないといけない。


それが終わると、今度は同じ内容で

まず、患者さんの氏名から書いていたものを

保険者(保険証をだしている組合)

から書き出し(それも同じように数十枚)


それが終わると、処置内容別に書き分ける

(それも同じように数十枚)


それらの提出すべき資料を2週間~1ヶ月で

提出しろとのことだった。


今年の春の僕は仕事がおわったあとに

深夜まで病院に居残って、この作業を繰り返していた。


へとへとで朦朧とした状態で、この作業をすると、

書き間違えたり、数字の計算をしなおしたりで

余計に疲れはて、同じ確認作業ばかりしなおして

いっこうに前に進めずに、イライラし、

それが、患者さんへの診療態度にでるという

悪循環におちいっていた。

電卓はみないでもタンタンたたけるようになり、

字を書き続けていたので、ペンだこができまくって、

指が痛かった。


結果約200万円という金額を返金した。

今後の保険診療報酬から差し引かれるのだ。


そのお金が僕の給料になり、

借金やリース、家賃、電気水道代などの光熱費

歯科材料代、技工代などの支払いにあたられるものなのに、

大丈夫だろうか?


この作業は絶対、懲罰的なものだと、僕は認識した。

しかもこの資料を提出したのが、今年の春なのだが、

1週間前に資料の不備と書かれて、

大量の紙束からなる資料が

太い大きな封筒入りで送り返されてきた。


忘れた頃にやってきた。

「さすがお役所仕事!!」

と僕は唸ってしまった。


それに同封されていた手紙には、

{不備がみられましたので、2週間から1ヶ月以内に

送付してください}

と書かれていた。

それで終われば、僕もほっとするのだが、

それから1週間後の先日に

当院に再指導の赤紙が当院にきたのだった。


「どこまで追い詰めるつもりなんだ!!」

と、僕は怒りよりも絶望がどっと押し寄せてきた。


こんな風に、長年にわたって追い込まれた

東京のある歯科医師が数年前に自殺された。

しかも一人ではなく数人もいる。


監査直前の歯科医師自殺

{2007年10月4日、東京歯科保険医協会は記者会見を開き、都内の開業医が保険診療請求にかかわる監査の直前に自殺していたことを明らかにした。

 自殺したのは東京・新橋で開業していた松下武史先生(57歳)。昨年4月、医療費通知をきっかけとする患者側からの疑義をもとに最初の個別指導が行われた。医院側は同年9月に問題と思われる患者のカルテを提出し、年が明けた本年1月に2回目の個別指導。9月6日になって監査の通知が届いた翌10日に自殺未遂をおこし17日に再度自殺を図って亡くなったのがおよその経緯。

 保険医協会では長期にわたる厳しい指導が与えたストレスが自殺に繋がったのではないかとして、東京社会保険事務局に対して10月4日付けで指導監査のあり方について抗議文を提出した。}


僕は絶対に自殺はしない。

でも彼らの気持ちもわかる。


もし、再指導で何かを指摘されたら、

その後、待っているのは監査。

全て、事細かく取り調べて、

保険医停止にもっていかれる。


保険医停止になると、

借金などのいろいろな支払いが滞る。

それを不安視してしまうのだろう。

でも死ぬくらいなら、僕は裸一貫で

またでなおすつもりです。

でも僕は最近、大きなおうちをたてたので、

固定資産税などの税金が毎月高すぎます。

支払っていけるのか?

あ、これも不安内容か!?

やはり、保険診療できなくなるのはまずいです。

やはり、こわい~~~・・・


2013年12月中旬にこの再個別指導がある。

その日まで1ヶ月を切った。


いろんな準備をしながら普通に患者さんの診療も行わなくてはならない。

昨年の夏に指導があったときは、その準備と恐怖心との戦いで

体重が10キロ減ってしまいました。

抜かりなくしっかりと準備しなくては。


なので本日をもってしばらくこの

{小説家になろう}を休止します。

僕は必ず無事生きて帰ってきます

それまでは

ビシッ!!

敬礼


http://www13.plala.or.jp/yamagata-hok/sikakobetu.htm

指導の際の指摘事項と日常診療での注意点


http://www.cute.to/~dent_rie/kansa.htm

指導と監査


http://www.orth.or.jp/seisaku/kansa/sidou.html

個別指導

自分の歯科医院を開業してから来年で10年目です。

2013年10月 現在

日々お仕事などでおこった出来事を、

ありのままに

このお題にて投稿していきます。

ある歯科院長の日常を覗いてみてくださいな

どうぞ よろしく~~~!!!

(僕の文章を読んだ感想などを書いてくださるとうれしいです!!!。)

ちなみに僕は

Youtubeで歌っています!!

Youtube上で{歯聖純}{神名純}で検索してみてください。

あとPIXIVで絵を描いて発表しています!!

Yahooで{神名純 PIXIV}で検索してみてください。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ