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  春風 作者:給湯器
楽しい火曜日 第1話


『身体測定』も終わり体育館から教室へと向かう廊下を、3人で歩く広幸と健太と壱春。

「壱やん、また身長伸びたんっしょー!? 」

「あぁー、奇跡的に2cmも。」

「いいねーイチハルわ!俺はもう伸びないよ。チキショーー…。」


苦笑いを浮かべる健太の肩を叩きながら、広幸は満面の笑みを浮かべ、

「残念だね健ちゃん!俺はなんとぉーー…5cmも伸びましたぁーー!」

大きな声を出し胸を張る広幸の『アフロ頭』を、壱春と健太が掴み、2人で声を揃えて言う。

「「伸びた5cmはこのアフロだ!!」」


「…そうか、そうゆうことかぁー! 二度目の成長期が来たと思ったのになぁーー! 」

広幸は大きく肩を落とし悔しがり、壱春と健太はそれをみて声を出して笑っている。



「…てか健ちゃん! 今俺の髪、むしったっしょ!? 『ブチッ』っつったもん『ブチッ』って!! 何で健ちゃんは手加減とゆう事を…」

広幸が愚痴を溢していると、前から1人の男子生徒が『ニコニコ』と笑顔を向けながら

『おはようございます。』

と丁寧に挨拶をして来たのは、今年入ったサッカー部の1年で…壱春の憧れの人『小雪先輩』の弟…『宮崎陸』だ。

「おー。 おはよー。」
「おはようさん! 」

「おっはよー!陸ちゃん! ここは陸ちゃんのクラス?? 」

「はい。そうです。 1ーDですね。  あの…広幸先輩…『ちゃん付け』はやめませんか? 」


広幸は、少し困った様にニコニコ笑う陸の肩を掴み、豪快に笑いながら大声で喋る。


「だって陸ちゃんわさー、女の子みたいな顔してるから『可愛い』じゃーーん!」


その言葉に広幸以外の3人が目を合わせる。


『『『……。』』』


少しの沈黙の後、壱春が真面目な顔で聞く…

「ヒロ……お前もしかして……」

続けて健太も喋り出す


「コッチ系!? 」


「まじ…ですか広幸先輩!?? 」


陸の笑顔がひきつっている……。





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