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  春風 作者:給湯器
日曜日 第2話



「……柚先生って…全然気づかなかったねハルちゃん…! 」

千秋が小声でしゃべる

「まぁな…。」


壱春も千秋と並んで歩きながら、小声で返事を返す。

壱春の右手には、柚先生の買った最新式の掃除機が持たれ、二歩先を柚先生が歩いている。

「よぉーし! 着いたぞ。 」
柚先生、壱春、千秋の3人は1棟のマンションの前に立ち…

千秋と壱春は空をみあげる…。


「1、2、3、4……」

「……26、27! ハルちゃん… 27階もあるよぉー!? 」


『よく上まで数えれたな…』


千秋の目の良さに、壱春は感心しながらマンションの中に入り、柚先生はオートロックを開ける。


『来い来い』と柚先生は、壱春と千秋をエレベーターの中へと促す。


そして柚先生は、18階のボタンを押す。



…柚先生の部屋は18階の一番奥、『1807号室』。鍵を開け、部屋の中に入る柚先生…。


「何やってるんだ2人とも!? さぁ入った入った! 」


玄関で突っ立っている壱春と千秋を呼ぶ柚先生…。



「ハルちゃん…」


「……何だ?」


「先生って仕事は…。」


「多分そんなに儲からないぞ。柚先生…若いし…。」


壱春のその言葉に、千秋は目を大きくして…

「じゃぁ…じゃぁ……なっ…何でこんなに大きな…マンションに住んでるのっ!? 」



そう……このマンション…大きいです。
金持ちが住む…『億ション』です…。





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