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エピローグ

 色を操るのは難しい。
ひとたび色彩を誤れば、そこには何も残らない。
まさに、あの廃工場の成れの果て───焼け野原がそれだ。
あの廃工場に赤は似合わない。
完全に色の調和は崩れた。



しかし、色の崩壊から生まれる創造があることを知った。
いや、もしかしたら、色の崩壊が始まる前の───薄紅と白が出会ったことによって起こった化学変化が、創造に成り得たのかもしれない。



 これから、白と薄紅がどう混じり合い、どのような色を生み出していくのかは分からない。
だが、混じり合う色が生み出すものは、必ず意味を持つ。
それが、希望なのか、絶望なのかは誰も知らないし、分からない。
ただ言えることは、色は様々な可能性と力を秘め、あらゆる事象を起こしていくものだということだ。

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