ブックリスト登録機能を使うには ログインユーザー登録が必要です。
今回もちょっとエロイ描写があります。
戦女神編
77話:未開地に吹く風




 キトの中央通り広場。出発準備を整えている竜籠の前で、周囲に野次馬の姿をチラホラ見ながら言葉を交わす朔耶とアンバッス。

「アンバッスさんは暫らくキトに残るの?」
「ああ、正式に街を統治する者が決まるまで駐留する事になる」

 屋敷と地下施設、街中にある他の政府関連施設も大体の調査が済み、キトの街にはフレグンス騎士団と帝国密偵部隊、それにティルファ魔術団が残って当面の統治を行う。

 バルティアは政務の殆どを、アネットと側近のダンクルに任せているので早く戻らねばならず、精鋭騎士団と共に帝国へ発った。ブラハミルトも魔族と繋がりがあると見られる人物を調べなくてはならない為、既に帰国の途についている。

 ガリウスの部隊はアンバッスの指揮下に入って居残り組み。フューリ達聖騎士団はガリウスの隊が乗ってきた竜籠で一旦、エバンスに移動して一日休んだのち王都へ。朔耶はレイス、フレイと共にアンバッス達と乗ってきた竜籠で王都に帰る事になる。

 これは今回の作戦で長距離を飛んで来た竜達の、体力を考えての振り分けだった。一応、竜の体力も朔耶の精霊の癒しで回復させる事が出来るものの、あまり無理はさせない方が良いと判断した。

 二頭立て竜籠で乗員三名なら速度も出せる。キトから王都フレグンスまでは約九時間、到着は深夜になる見通しだ。竜籠の操舵をレイスに任せ、朔耶はフレイと籠の隅で丸くなって仮眠を取る。

「うーん、フレイの身体あったかい……」
「サクヤ様……」

 帰国の道中、レイスはそんな二人に微笑ましさを懐くべきか嫉妬を懐くべきか、少し悩んだ。

「なんとも悩ましいですね」
「キュ」

 レイスの呟きに竜が答えた。




 フレグンスに到着したのは深夜。朔耶の腕時計は二時過ぎを指している。二人を起こしたレイスは、とりあえず城の客間で休ませる事にすると、自分は報告書を纏めに執務室へ急ぐ。

 今回の事はキトの今後や地下施設の書類に記されていた人物の処断も含めて、素早い政治的判断が望まれる。特に未開地アーサリムの精霊石鉱山については出来る限り迅速な調査が必要だ。
 三種類の要点を抑えた書類を作製し終えた所で、レイスも疲労の限界に達し、執務室のソファーで仮眠を取るのだった。


 早朝――
 
 王の間ではカイゼル王、アルサレナ王妃、レティレスティア第一王女の他、宰相と数人の国政に携わる側近官僚が集まり、レイス宮廷魔術士長の提出した書類を前に唸ったり互いに囁きあったりして難しい顔をしている。

 この場には朔耶とフレイ、イーリス近衛騎士団長も同席していた。ちなみに皆に配られた書類は朔耶が裏技でコピーしてきたモノだ。やたら手触りの良い上質な紙にも興味を惹かれる所だったが、書類の内容はそれ以上に深刻なモノであった。


 キトの今後については三国共同統治で話が纏まっていた。元々キトを統治していた組織の実態を知らされずに働いていた政府関係者も多く、彼等を起用する事でこれまで通り、商人達とは円滑な取り引きが行われる事になるだろうと推測されている。

 魔族の組織については、これは三国共通の敵性脅威勢力と見做して対処するので、見つかった書類の記載を元に関係者の処分を行い、早急な浄化と人事の再編で建て直しを計る。

 問題の鉱山に関しては何よりもまず未開地の情報が求められる。今後の展望としては、アーサリムを領地に組み込んでいく方向で動くとしても、ルティレイフィア姫の活動があるので、多少有利に事を運べるだろうという見方がされていた。

「あの子は複雑な顔をするでしょうけどね」

 アルサレナの言葉には、母親としての気持ちと王妃としての立場的な責任が入り混じった心情が含まれていた。


 大陸南東部に広がる未開地は位置的にもフレグンスが有利だが、帝国には竜籠がある。三国で取り分の交渉にも入るであろうが、実質、朔耶の存在もあるので帝国とティルファの二国はフレグンスに遠慮せざるを得ない。

 ティルファはキト制圧の協力と研究支援の意味でも精霊石の三国共同採掘を提案してくると予想される。どんな形であれ採掘権の要求はあるだろう。

 帝国とは交渉前に鉱山を自国領土に組み込む工作合戦も起こり得る。帝国の場合、その機動力と軍事力を持って自力で領土に組み入れる可能性もあるのだ。竜籠の持つ輸送力という優位性は高い。

「やはり先に交渉の席を設けて牽制しておく方が良いかもしれませぬな」
「協力して採掘するなら運搬や採掘技術も考慮して取り分は4:4:2という所か」

 フレグンスが四、帝国が四、ティルファがニという割合である。利益の計算と経済効果を謳うカイゼル王や側近達に、それまで議論の内容を黙って聞いていた朔耶が一言、呟きを口にする。

「"取らぬ狸の皮算用"ね」
「サクヤ様?」

 朔耶の呟きの意味が分からず小首を傾げるフレイに、朔耶は『狸』に当る動物が分からなかったので、『獲らぬ獲物の皮算用』と此方風に言い換えて説明する。『まだ捕まえても居ない獲物の皮を売る事を考えること』

「手に入るかどうかも分からないモノを当てにして計画を立てる事の喩えだよ」

 得られる物の予測だけで盛り上がり掛けていた議論を一言で修正する朔耶の、相変わらず的確で洗練された『サクヤ』の国の痛烈な賢者の言葉に、感嘆を持ちつつもバツが悪そうなカイゼル王や側近達。珍しくアルサレナも自省するような表情を浮かべる。

「本当に、娘とは大違いですね」
「母様……ひどいです」

 思わぬとばっちりを受けたレティレスティアが拗ねた。
 
 会議は二国とも情報のやり取りで連携しつつ、ルティレイフィアとも連絡を取って未開地の情報を集める所から始めようという事で一応の結論を見た。そう遠くない内に、未開地へ向けての出兵が発表されるだろう。




 王の間を出て執務室の並ぶ階の廊下を歩きながら、朔耶は並び歩くレイスに話しかける。

「レイスはまだこれから仕事?」
「ええ、人事処分の書類を纏めなくてはいけませんから」
「あー……そっか」
「あの、レイスさま」

 フレイが湯浴みに行って来たいと訴えると、朔耶も昨夜はお風呂に入っていなかった事を思い出した。折角なので自分の屋敷のお風呂に入ろうとフレイを誘う朔耶。書類の纏めは一人で出来るので、今日は昼からの出勤で構わないとレイスは許可を出した。

「よーし、それじゃあお風呂入りに行こー! シャンプーとかボディーソープも置いてあるからね」
「それはサクヤ様の国の湯浴み道具でしたね」
「うん、なんかコッチの男共は石鹸の匂いとかシャンプーの匂いとかに弱いっぽいから、レイスもメロメロになっちゃうかもよ」
「えっ! そ、そう……なんですか?」

 さっと頬を染めるフレイがちらりとレイスの様子を窺う。朔耶もニヤリとレイスの様子を窺う。レイスは溜め息を吐きながら、執務室に籠もる前に食堂で食事を摂って置くことにするのだった。




「お帰りなさいませ、サクヤ様。 ようこそいらっしゃいました、フィレイヤ様」

 フレイを連れて自分の屋敷にやって来た朔耶は、早速お風呂の準備と食事の用意を頼んだ。使用人達は屋敷の主たる朔耶が訪ねて来て以来、実に二十二日ぶりの帰宅と初来客を張り切って迎えた。


「空気がちょっと寒いかな」
「温めましょうか?」

 軽く食事を済ませて、朔耶とフレイは湯が張られた広いお風呂場にやって来た。広さゆえに肌寒さを感じた朔耶だったが、フレイが攻撃魔術の形になる前段階で発現させた火属性の魔術で、風呂場の空気を快適な温度まで上昇させた。

「便利だねーそれ」
「ふふ、乾燥にも使えるんですよ」

 プチ銭湯と言える程の広い造りにした日本式のお風呂場で、朔耶の世界から持ち込まれた湯椅子や洗面器を見て感嘆するフレイ。浴槽も腰まで浸かれる深い造りになっている。また、身体を洗うためのスポンジの手触りにも驚いていた。

「凄いですねー……、サクヤ様の美しい肌や髪の秘訣が此処に!」
「いやいや、そんな大層なもんじゃないけど……、それよかフレイの方が凄いというか」

 朔耶は『フレイは脱ぐと凄かった』という感想を先ず持った。以前にもバーリッカムの温泉で見た事はあったのだが、ああいう場所では皆薄い湯浴み着を纏うので、ここまでハッキリくっきり目にするのは初めてだ。
 精霊の視点でも何度か見た事はあったものの、シチュエーションが過激すぎるのでじっくり観察した事はなかった。

 取り合えず朔耶は、フレイにシャンプーの使い方を教えたり、ボディソープを付けたスポンジで洗いっこをするなどして、暫しゆったりした入浴の時間を楽しんだ。


「ふう…… 湯浴み着も無しでお湯に浸かるなんて、不思議な感じですね」
「あたしのトコじゃこれが普通なんだけどねー。……それにしても」

 広い浴槽で縁に背を預けながら手足を伸ばしてお湯に浸かる心地良さを満喫しつつ、朔耶はフレイの豊満なバストに目をやる。

「でかい」
「え?」

 朔耶は(おもむろ)にむにむにと揉み挙げた。

「ふーむ……レイスはこれを毎日好きにしてるのか」
「えっ? えっ? ええ〜っ!?」

 むにむにむにむに

「フレイって確か、あたしと一つしか歳違わなかったよね……。クラスにもこのサイズは居なかったよなぁ」
「あ、あ、あのっ さ、サクヤ様……っ ……んんっ」

 湯船の熱さにノボせたのとは明らかに違う理由で紅潮していくフレイ。朔耶は心地良い手触りと重みと温かさを堪能しながら、『何故これで型崩れもしないのか』とか『張りの良さは外人補正か』とか呟きながら、その柔らかさを愉しんでいたのだが――

サクヤヨ
『ん? なーに?』
スゥイッチ トヤラガ ハイッタノデハ ナイカ?
『スイッチ?』

 何の事かと考えていた朔耶は、ふいに視線を感じて顔を上げる。フレイが潤んだ瞳に熱い吐息の混じった浅い息遣いで、じぃっと見つめていた。なんだか眼つきが危ない。

フラグガ タッテオルゾ
『……もっと早く教えてね』

 少しずつ覚え始めた横文字と、少しずつ覚えてしまった兄語? で警告を発する神社の精霊に、朔耶は発令が遅いと抗議した。

「……サクヤさま」
「ちょっとまった! ストップ、ストップ!」

 ずずいっとにじり寄って来るフレイを押し止めようとした朔耶はそのままフレイの胸を押し上げて余計に刺激してしまう。フレイは朔耶のその手を取ると、そっと両手で握って愛しそうに指に舌を這わせ始めた。

「ぎゃーーっ 指舐めとかエロ過ぎる!」
「んん…… はぁ…… サクヤさまぁ」

 これはイカンと焦った朔耶は、風呂場の隅にある水桶に意識の糸を伸ばして水を操ると、フレイの顔を目掛けて浴びせ掛けた。

「精霊ビーム!」
「ひゃんっ!」

 文字通り『冷水』を浴びせられて正気に返ったフレイは、最初キョトンとした表情を向けていたが、やがて顔をみるみる紅潮させると、湯船から飛び出すように逃げ出そうとした。咄嗟に腕を掴んで引きとめる朔耶。

「は、放して下さい!」
「待ってってば、落ち着いてフレイ」
「後生ですから! 後生ですから!」
「恥ずかしいのはあたしも一緒だってばっ そもそもの原因はあたしなんだから!」

 二人して真っ赤になりながらお風呂場で騒ぐこと暫らく。ようやくフレイを落ち着かせた朔耶は、二人揃って湯冷めしてしまったので、もう少し温まり直してからお風呂をあがった。

「フレイをそんな身体にしたレイスが悪い!」
「さ、サクヤ様……それは」

 そんな結論を力説してレイスに責任を擦り付ける朔耶。今日の事は二人だけの秘密という事で収め、フレイもそれには同意した。

アルジドノハ ソノキニナレバ ダンジョコンゴウノ ハアレム デモ ツクレソウデアルナ
『いらないわよ、んなハイブリッドハーレム』






 オルドリア大陸南東部、アーサリム地方の入り口の街、『ササ』。最もフレグンス領に近く、唯一街道が通る街でもある。この街では、この土地周辺の部族が集まって軍となり、中立地帯として最も勢力の強い部族の族長が街を治めている。

 彼等は絶対的な中立を謳い、あらゆる勢力に肩入れしない。その為、街中では一切の諍いを禁じ、例えアーサリムの他の街から狩られて来た奴隷が連れ込まれようと関知せず、それを取り返そうと動く者にも交渉以外は認めない。

 未開地の奥から度々奴隷商人を追ってはこの街まで来る事もあるルティレイフィアも、ここでは手出し出来ないので傭兵の補充をしたり、商人の馬車がフレグンス領を通る時に臨検する等して誘拐された者を連れ戻す事もあるが、その例は多くない。


 形の崩れた石造りの建物に看板が括りつけられた古い酒場。見てくれは潰れ掛けの店だが客足は多く、造りも壁の厚みがちょっとした砦並もある丈夫な酒場だ。
 馴染みの酒場に立ち寄ったルティレイフィアは、店に入るなり部族衣装を纏ったガタイの良い大男から声を掛けられる。

「また揉め事を起こしにきたのか?」
「ふっ 今日は兵を募りに来ただけだ」

 入り口から少し奥まった位置にあるテーブルの大男にそう返すと、ルティレイフィアはカウンターに着いた。もそっとした髭の店主が注文を取りに来る。何時もの地酒を注文して銅貨を置くと、直ぐに注文の品が出て来た。そのまま店主と話をする。

「使えそうな傭兵はいるか」
「…………特に」
「向こうの情勢はどうなってる」
「…………キトが落ちた」

 『ほう?』と、ルティレイフィアは目を細める。更に銅貨を三枚置く。店主はそれを音も無く拾うと、情報の続きを話した。三国連合軍によるキトの街の制圧。事実上、キトの政府は解体されて三国共同統治となる。

「列強四国が三国になった訳か……。他に台頭する国があればまだ四国だが」

 そう言ってちらりと、奥のテーブルの大男に視線を向けるルティレイフィア。男はその視線を受け流して干し肉を捻ったツマミを齧りながら椀型のカップから酒を喉に流し込む。

「族長が昼間から飲んだくれていて良いのか?」
「要らん世話だ」

 先程の意趣返しをしたルティレイフィアは軽く笑うと、酒場を出ようと席を立つ。其処へ新たな客が団体でやって来た。
 酒場の客達は初見の相手に対しては警戒を見せる。ルティレイフィアは色々な意味ですっかり馴染みの顔になっていたが、傭兵、商人、一般人(滅多に居ないが)問わず、知らない顔にはしっかり目を通しておく。

 安物の武具で身を固めた傭兵団らしき集団。腕は立ちそうだが、魔物の多いこの地域でやって行けるような装備とは思えない。かといって、それが分からない程の素人にも見えない。何ともアンバランスな雰囲気を纏った集団だった。

 その集団のリーダーらしき男が酒場の中を一通り見渡す。何人か人相の悪い客がガン付けを試みたが、睨み返す男の眼光の鋭さに格上を感じて、皆視線を外した。

 やがて男はカウンターの前に立つルティレイフィアに視線を向けると、一瞬ピタリと動きを止める。そうして真っ直ぐ彼女に向かって歩き出した。男の仲間もその後ろに続いた。

 客達はヒソヒソと『また紅獅子の揉め事か?』とか『今日は族長がいるから決闘は無いだろう』等と囁き合い、族長と呼ばれる奥のテーブルの大男、『ブレブラバント・アッサム』は、何かあれば直ぐに動ける体勢を取りつつ成り行きを見守った。

「失礼。フレグンス第二王女、ルティレイフィア様とお見受けする」
「はて、わたしは此処では一介の傭兵に過ぎぬのでな」

 ルティレイフィアは油断無く男を見詰めながら、惚けた返答で肯定する。すると男は片膝を付いて騎士の礼を取り、背後の集団も一斉にそれに倣う。その動作にはフレグンス騎士団を彷彿させる統制感が滲んでいた。

「御初に御眼に掛かります。当方、元サムズ駐在辺境騎士団クルストス支部アンバッス中隊所属、ヴィンス・フロッソと申します」
「サムズのクルストス支部……だと?」

 サムズの動乱でクルストス支部では大勢の寝返りが出た為、かなりの犠牲が出たと聞いた。最終的にはサクヤの奇跡の力によって双方の被害が抑えられたが、寝返りによって五十名以上の騎士が討ち死にしている。

 ヒュッと微かな風の音を立てて、ヴィンスの首筋に"シュベルコーの剣"の先が当てられた。何時剣が抜かれたのか、誰の目にも捉えられない程の神速に割って入る間も無かったブレブラバントは、紅獅子の実力に計り知れないモノを感じながら警告を発した。

「おい、街の中での揉め事は許さんぞ」
「……少し黙っていろブラバント、この男に訊かねばならない事がある」
「名を略すなっ オレはブレブラバントだ!」

 ブレブラバントの抗議を無視して、ルティレイフィアはヴィンスと名乗った男に質問をぶつけた。

「元騎士と言ったな? 何故騎士を辞めたのだ」
「離反を致しました」

 ピクリと、ルティレイフィアの頬が引き攣り、シュベルコーの銘が入った剣を引き絞るように構えた。ルティレイフィアの突きは竜の鱗を砕くほどの威力があるのだ。このまま一突きにすれば、ヴィンスを一瞬で葬る事が出来る。

「何故、わたしの前に現われた?」
「一つは償いの為。もう一つは借りを返す為」
「借り?」
「サクヤ殿に助けられ、自らの過ちを見せ付けられました」

 ヴィンスは騎士団を離反して放逐されてから、傭兵として自分の眼で見て来た事を話した。
 エバンスでの出来事や、朔耶の活動とその功績についても語る。其処にはルティレイフィアも知らなかった多くの事実が含まれていた。ちゃっかり酒場の主人も耳を傾けているが、そこは見逃す。

「我等一同、ルティレイフィア様の剣となりたく参上した次第であります」

 ルティレイフィアは少し考え、剣を納めると、ヴィンスの口上に出て来た名前を思い起こした。『アンバッス中隊所属――』その騎士の名前には聞き覚えがあった。

「お前達を鍛えたのは、アンバッスという騎士か?」
「ハッ 全員が隊長に鍛えられております」

「いいだろう。叩上げの元騎士の力、見せて貰おう」
「ハッ 存分に御使い下さい」

 ヴィンス傭兵騎士団は、ササの街の傭兵酒場でルティレイフィアの配下に加えられたのだった。







+注意+
・特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
・特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)
・作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。