「……」
「……」
豪華な装飾が散りばめられた厚みのあるカーテンが、大きな窓から差し込む陽射しをスポットライトのように細く調節する。そんな光が幾重にも連なり、よく手入れされた絨毯敷きの廊下にて対峙する兄弟を照らし出す。
「何をしに来た。また問題でも起こしたのか?」
「別に。オヤジ殿が戻れって五月蝿ぇから、顔出しに来たダケだよ」
王国精鋭騎士団の仕官服をキッチリ着こなし、ジャバール家に奉仕する中流以下貴族家の娘達数人を引き連れているアウサレスに対し、王国派遣騎士団の部隊長服を適当に着流したガリウスは斜めに構えて飄々と答える。
二人とも表立ってそれを口にする事は無いが、ジャバール家の嫡男として期待され、才能にも恵まれた兄アウサレスにガリウスはコンプレックスを懐いており、アウサレスは門閥家の跡取りという重圧も受けず、好き勝手に過ごしている弟ガリウスを疎ましく思っていた。
アウサレスが引き連れている中流以下貴族家の娘達は、ソリの合わない二人の対立には不干渉を貫き、なるべく静かに控えている。門閥ジャバール家の直系である子息二人、兄弟のどちらとも彼女達にとっては覚えを良くしておきたい相手なのだ。
ジャバール家の当主リベリオス伯爵は、そろそろ次男にも結婚相手をと、今回ガリウスを王都に呼び寄せた。素行に色々と問題もあるが、リベリオスは内心ではガリウスの事をきちんと理解しており、その行動力などを認めている。
朔耶がガリウスの縁の下的に地味な活動を評価していた事もあって評判も回復気味。戦女神と親しいという事実は、コレまでの悪評を払拭して余りある。
今夜の晩餐会には王族が出席する予定になっているので、普段以上に多くの家の令嬢達が集まる事になるだろう。同じ門閥家の令嬢を、とまでは要求しないが、中流貴族家程度で構わないので質の高いお嬢さんでも見初めてくれれば良い。
そんな風に考えていたリベリオスだったが――
「旦那様! アウサレス様とガリウス様が廊下で決闘を!」
「……っ ええい、またか!」
顔を合わせれば喧嘩を始める兄弟の仲の悪さにはホトホト手を焼かされていた。隠居した以前のメイド長は手慣れた対応をしてくれたモノだが、今飛び込んで来た新しいメイド長はジャバール家の派手な兄弟喧嘩に免疫が無い。
リベリオスはやれやれと頭を振って溜め息を吐きながら、壁に飾ってあるカイゼル王より賜った黒鉄杖を手に取ると、私室を飛び出して行く。
昔は一振りで兄弟の剣を打ち払えたものだが、最近は二人の腕が上がったのか自身が衰えたのか、簡単には鎮められなくなった。
「アウサレス! ガリウス! 屋敷内で剣を使うなと、何時になったら覚える気だっ!」
「げっ おやじ!」
「父上っ しかし……!」
長窓が内側から吹き飛び、割れたガラスが庭園へ飛び散る。千切れたカーテンに足を取られた取巻きの令嬢達がきゃあきゃあと大騒ぎして逃げ惑う。ぶっちゃけ、兄弟喧嘩の剣戟による被害よりも、リベリオスが黒鉄杖を振るった被害の方が大きかった。
夕刻、ジャバール家の敷地内には沢山の馬車が並び、豪華な衣装を身に纏った紳士淑女達が晩餐会場のホールへと消えて行く。ジャバール家で行われる晩餐会は参加する令嬢の数が異常に多い為、実質、貴公子達のお相手探しの場と化す。
「いいかお前達、今日はレティレスティア様がおいでになる日なのだからな、くれぐれも騒ぎを起こすんじゃないぞ」
門閥ジャバール家当主として王族をお迎えする準備に忙しいリベリオスはそう言って兄弟に釘を刺すと、会場入りを始めた交流の深い各家当主達との挨拶回りに出向いて行く。
「なんでまたレスティア姫が参加するような日に呼び出したんだよ……」
「ガリウス、軽々しく姫様の名を略称で口にするな」
「ああん? オメーだって部屋に居る時は呼び捨てにしてるらしいじゃんかよ、よこーえんしゅーだとか言って」
「っ! き、貴様……」
当主から厳重に釘を刺された矢先、会場の隅で険悪な空気を醸し出しては睨み合うジャバール家の兄弟。
決闘でも始めかねない二人の様子に、参加者の若い貴公子や令嬢達は恐々としていたが、ガリウスが王都にいた頃からの昔馴染みな参加者達は、ジャバール家の晩餐会ではよく目にしていた光景であった為『ああ、懐かしいな』といった雰囲気だった。
「ああ……言った傍からあの二人は……」
「はっはっは、貴殿も苦労しているようだな」
旧知の伯爵に宥められつつ、アウサレスとガリウスの仲の悪さに頭を痛める思いのリベリオスは、とりあえず収拾を図らねばと一歩踏み出した所で、会場入りする王族の名が告げられてそちらに意識を向けた。そして目を丸くする。
「レティレスティア第一王女様、並びに、ルティレイフィア第二王女様、並びに、サクヤ様、ご入場!」
会場にどよめきが起きた。
『サクヤ様がご一緒なされているぞ』
『ルティレイフィア様まで……』
『なんとお珍しい』
招待を受けたレティレスティアとそれにくっついて来た朔耶が、偶々城に帰っていたルティレイフィアをほぼ強引に参加させたのだ。ルティレイフィアが晩餐会に出席する事は滅多に無く、とても珍しい。
第一王女、第二王女、戦女神の揃い踏みに、当主のみならず会場中が驚きと興奮を隠せない様子だった。
「あ、これも美味しそう~」
「サクヤ、ほっぺにクリームが」
令嬢の多いジャバール家の晩餐会では、出される料理にも女性向けのモノが多く、ダイエットという概念があまり普及していないこの世界において、体形を崩す事無く沢山食べられるデザートの研究なども割と進んでいた。
朔耶がレティレスティアにくっ付いてきた理由も、実はこの辺りにあったりする。
そこだけ他と空気が違っている王女様御一行なテーブルにて、ケーキに齧り付いている朔耶の隣でお茶を飲みつつ、時々朔耶の頬からクリームを駆逐しているレティレスティアと、その隣でそわそわと何処か落ち着かない様子のルティレイフィア。
「ルティ、甘いもの苦手なの?」
「いや、そういう訳ではないのだが……」
そこへ、頃合を見計らってジャバール家の子息兄弟が挨拶に訪れた。
「ご機嫌麗しゅうレティレスティア様。ルティレイフィア様も凛々しくなられましたね。お久しぶりです、サクヤ殿」
「こんばんは、アウサレス様。ご活躍は聞いておりますわ」
「女性に凛々しいはどうかと思うが、ふふっ 貴公は良く心得ているな」
「アウサレスさん、お久しぶりー」
控え目な麗句を持って第一王女から順にキッチリした挨拶を向けるアウサレスの隣で、ガリウスはそういった儀礼を無視して行き成り朔耶に声を掛けていた。
「よう、相変わらず派手に食ってんな」
「派手ってなによ」
食いしん坊みたいに言われて唇を尖らせる朔耶。もちろん食べる手は止めない。アウサレスが無礼を諌めるようにガリウスを肘で突付こうとしたが、その気配を読んでするりと朔耶の隣に移動したガリウスは、馴れ馴れしくも親しげに肩へ手を回す。
アウサレスは嘗てコースティン家の晩餐会で朔耶に振られた過去がある。以前からその話を酒の肴にしていたガリウスは、朔耶と親しげにして見せる事で、兄への当て付けにしているのだ。
子供っぽい嫌がらせだが、二人の確執は子供の頃からの事なので、時々こういう大人気ない行動に出る事もある。
ガリウスの意図が分かるので『この愚弟が!』と内心の憤りに頬を引き攣らせるアウサレス。肩を抱いた手を朔耶にぐぎぎぎぎ……と抓られて『いででで!』と内心の冷や汗で頬を引き攣らせるガリウス。
コメカミに井形を付けながら満面の笑みで手の甲を抓んで捻り上げている朔耶の隣で、ルティレイフィアが少しつまらなそうな顔をした。何となく腹いせに朔耶のケーキの切れ端を強奪したりしている。分かり易く言えば、嫉妬である。
「よいしょ」
「え? レティ?」
「なんだ、なんだ?」
ガリウスが痛みに耐えかねて朔耶の肩に回した腕を放した所へ、両者の隙間に身を押し込むようにしながら、強引に割って入るレティレスティア。第一王女の思いも寄らない行動に、周囲の人々も何事かと目を丸くする。
「サクヤとは和解されたようですが……私、まだ貴方がサクヤになさった事を赦してはいませんのよ?」
そう言ってニッコリ微笑むレティレスティア。笑顔で『サクヤから離れろ』という合図を発している。
『こわっ レティこわっ』
『あ、姉上のこういう覇気はあなどれんな……』
『やべぇっ この笑顔はやべぇ!』
『王族の心証を害しおってっ やはり愚弟は疫病神だ!』
引き際を心得た優秀な騎士であるガリウス小隊長は、早々に撤退していった。
その後は特に大きな騒ぎもなく、晩餐会は夜の部へと移って行く。
ジャバール家のパーティーホールは壁際のカーテンが厚く何重にも掛けられてあり、厚布で仕切られた個室のような場所が多数設けられている。
昼の部から令嬢漁りをしていた貴公子達は気に入ったお相手が見つかれば、こっそりとカーテンの陰に誘い愛を囁くなど密会場所として活用されている為、そこはかとなく妖しげな雰囲気が醸し出されていた。
偶に愛し合う事に夢中になっている過激な先客がいたりして刺激的なハプニングが起きたりもするが、日々情熱的なイベントを求める令嬢達にはそこが割と人気だったりもする。
「ここにいたのか」
会場の喧騒から離れ、外の空気を吸いにテラスへとやって来たルティレイフィアは、手摺りを背にぼけ~としているガリウスを見つけて声を掛けた。カーテン群のある壁際と違い、こちらは会場を見渡せる健全な休憩場所だ。
先程の朔耶達とのやりとりでリラックス出来ていたルティレイフィアは、自然に声を掛ける事が出来た。
「ん? ああ、姫さんか」
「ご挨拶な奴だな、王族への敬意を忘れているぞ」
腕組みをしてジロリと睨んで見せるルティレイフィアだったが、ガリウスは軽い調子で肩を竦める。
「今更だろ?」
「ふっ 違いない」
何時もの軽薄な笑みに、凛とした笑みが返される。こうして顔を合わせるのは久し振りではあったが、ガリウスが王都にいた頃は何かと因縁めいた付き合いの長かった二人は、互いに当時のような親しみの気持ちを懐いていた。
「しかし、お前が晩餐会に居るとは思わなかったぞ」
「おやじ殿が五月蝿く言うもんでな……そういう姫さんもうちの晩餐会に顔出すなんて、珍しくねーかい?」
「わたしはサクヤに引っ張って来られたのだ」
「はっはっはっ サクヤの仕業だったのか」
半ば強引に連れて来られたとバツが悪そうにいうルティレィフィアに、そりゃ逆らえないなと笑うガリウス。テラスで和やかに談笑する二人の様子を、リベリオス伯爵が『おお?』という少し驚きと期待の籠った表情で会場の奥から窺っていた。
その視線を感じ取ったルティレイフィアは、晩餐会の話を聞いた時から気になっていた話題を口にする。
「さっき耳にしたのだが……お前もそろそろ身を固めるそうだな」
「俺はまだまだそんなつもりないんだけどな」
昔の思い出に浸っている所から急に現実へ引き戻されたように、和やかな雰囲気は少し余所余所しい空気が混じり込む。胸中の苛立ちを吐き出すように、ガリウスは溜め息交じりの悪態をついた。
「糞兄貴の野郎がとっとと相手決めねえから、俺にとばっちりが来てんだよ」
「実の兄弟をそんな風に言うものではないぞ? アウサレス殿も中々に有能な人物だそうではないか」
アウサレスを擁護するルティレイフィアの言葉に、ガリウスは思わず目を丸くしながら凛々しき第二王女様に向き直った。
「おまっ まさか、姫さんもアイツのがいいのか?」
「いや、そういう訳ではないのだが……」
根が割と几帳面で真面目な所があるルティレイフィアは、立場上あからさまに兄弟のどちらかを贔屓にするような発言は憚られるとして複雑な気持ちに言いよどむ。
モゴモゴと言葉尻を濁すその態度を『肯定』と解釈したガリウスは、何だか面白くない気持ちに駆られた。顔を合わせれば剣を合わせろと挑まれるような関係だが、付き合いは自分の方が長いし一応親しみの気持ちもある。
『あの性悪兄貴はいつもこうやって外面の良さと思わせぶりな口先で他人の関係に踏み込んできやがる』と、ガリウスは内心で罵倒する。昔から自分と親しくなった娘達がアウサレスに口説かれては夢だけ見させられて捨てられる様を見て来たのだ。
流石に王族が相手では何時ものようには行かないであろう事は理解しているが、なぜか胸糞の悪さは何時も以上だった。
「やれやれ、世界中を飛び回ってるっつー割に世間知らずは相変わらずか」
「……なんだと?」
「ま、腕っ節や見た目ダケは立派になったとは思うがねぇ」
突然、二人の間に流れていた空気が険悪なモノに変わる。普段なら侮りや挑発を向けられて簡単に激晃するようなルティレイフィアでは無いのだが、相手がガリウスとなると少し事情が違ってくる。
「ふん……兄に劣る弟という事実を指摘されて腹いせにわたしを愚弄するか、大した世慣れだな」
「……ぁあ?」
「まあ、八つ当たりで癒されるプライドなら安くて便利そうだが」
色々聞き捨てならない言葉をセットにした冷笑を向けられてカチンと来るガリウス。
「上に立つ奴の目が曇ってると下っ端は苦労するよなぁ!」
「ああ、身勝手な部下を持つ上司はさぞかし苦労している事だろうさ!」
売り言葉に買い言葉、突然テラスで始まった第二王女とジャバール家次男との口論、というより口喧嘩と呼んだ方がしっくり来るような激しい言葉の応酬に、会場中が何事かと注目する。 リベリオス伯爵は隅っこで頭を抱えていた。
「人を見る目がねえのはあの時からずっとだな、痛い目みる前にちったぁその節穴養ったらどうだ」
「無垢な子供の軽率な行為を今更引き合いに出すか? 第一、アレは貴様が仕組んだことだろうが」
言い争いの内容は初めて二人が出会う切っ掛けとなった『ルティレイフィアの御忍び騒ぎ』の事に触れ、その後の『貧民窟組織掃討作戦』に繋がる顛末をポロッと口に出してしまっているが、二人は気付いていない。
当時の騒ぎを知っている者達は『あれの事か!』と、事件の裏に隠された意外な真実に目を瞠る。
「先程からやけにわたしの人を見る眼を詰るが、わたしがアウサレス殿に相応しくないとでも言いたいのか?」
「はぁっ? なんでそうなる、あいつの本性すら見抜けねえようじゃ先が思いやられるつってんじゃねーか」
話題にされているアウサレスはとばっちりを避けて姿を消していた。カーテン群の何処かから騒ぎの様子を窺っているのかもしれない。
募る苛立ちを隠し切れないガリウスに対し、ルティレイフィアは彼の言動に少しづつ冷静さを取り戻す。何故急にこんな状況になったのか、何が原因で言い争いに発展したのか。
互いの言葉を振り返り、起点を見つけたルティレイフィアは少し引っ掛け言葉で弄してみた。
「そうは言うがな、わたしも相応の相手を選ばねばならん身なのだ。わたしの相手が務まる年頃の男はそうそう居まい?」
「へっ 糞兄貴にするくらいなら、俺にでもしとけ」
「……分かった、そうしよう」
「…………へ?」
見事に引っ掛かるガリウス。
貴公から言った事だからな、と言質を取った事を強調するルティレイフィア。顔を赤らめながら、ちょっと目を逸らした仕草が可愛らしい。そんな彼女に、ガリウスは呆然とした表情を向ける。
何が起きたのか理解しきれず、ポカンとしている所へ朔耶がおめでとうコールを浴びせた。
「やったじゃんルティ、ずっと片想いだったのがようやく報われたねっ」
「まあっ そうだったの? ルティ」
「さ、サクヤ! 姉上も、その事は……っ」
「え……マジで……?」
同じく、何が起きたのかと固まっていた会場中がそのやり取りで再起動を果たし『ルティレイフィア様とジャバール家の次男が婚約か!』と一斉に驚きの声を上げる。リベリオス伯爵は『やりおった……』と呟いて壁を背にずるずると座り込んだという。
「まさかとは思うが……サクヤよ、これを見越してわたしを誘ったのではあるまいな?」
「偶然、偶然」
怪しいものだと目を細めながらも、ルティレイフィアは未だ実感の伴わないガリウスとの婚約に、内面から湧き出し始めている喜びを隠せない様子だった。
ガリウスは複雑な表情のアウサレスの隣でジャバール家当主リベリオス伯爵と母ぺネオラ婦人に『よくやった』と、いいこいいこをされて逃げたそうにしている。
その後、城の方でも降って沸いたような『第二王女様ご婚約の報』に上や下への騒ぎが起き、アルサレナの一喝が入るまでバタバタしていたそうな。カイゼル王が一番うろたえていた事は、王室の体裁を考えて極秘事項とされた。
この件を理由にしてガリウスが王都の騎士団へ呼び戻されるような事はなかったが、彼はカースティアに駐在する派遣騎士団の責任者に就任する事になり、小隊長から副団長へと一気に昇進した。
カースティアの湖では時折、屋形船にて休暇を楽しむジャバール家次男と第二王女様の姿が見られるようになったとか。
「なーんか、勢いでエライ立場やらエライ嫁さん押し付けられちまった……」
「ふふ、速攻がわたしの得意戦法だからな」
絶対誰かの陰謀だと冗談めかした嘆きをもらすガリウス副団長に、ルティレイフィアは気を害した様子も無く、寧ろ楽しそうに戦利品を独り占め出来たなどと応酬する。
「ほんと、随分変ったもんだ」
「変わりもするさ、もうあの頃とは違う」
「はぁ……。 なあ、キスしていいか?」
「い、いきなりだな……。 好きにするといい、わたしはお前の婚約者だ」
初めて剣を合わせた場所で、初めて唇を重ねる二人。
「流石は隊長」
「僕には真似出来ないなぁ」
「まあ、奴らしい」
元ガリウス小隊のメンバーも含め、周りで訓練に励む騎士達が非常に微妙~~な表情で、二人を祝福していたという。
こんな感じで、ルティレイフィアとガリウスのお話でした。
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