第九十九話 それでも心配して ☆
第九十九話 それでも心配して
昨日の夢が頭にきたけれど気になって仕方がないイタリアは。今日もポーランドに電話をかけるのでした。実に律儀です。報われていませんが。
「あのさ、リトアニアだけれど」
「おう、リトか。昨日の話か?」
「うん。ちゃんと準備はじめた?」
彼女かお母さんみたいに尋ねます。
「そこんところどうなの?」
「もーーちゃんとしとるしーーー」
電話の向こうでこう答えてきます。
「準備してないとかマジ有り得んくない?」
「よかったーーー」
それを聞いてまずは安心したリトアニアでした。
「俺心配して昨日眠れなかったんだよ」
「それでさーーーー」
ここでそのポーランドの準備が話されます。本人から。
「俺の家にエンジンつけて飛行機みたいに飛ばせんかなあ〜〜〜?」
「ああああああ・・・・・・」
「ぴゅーーーんって」
やっぱり準備なんかせずにこんな下らないことを考えているポーランドでした。しかもこれで終わらないのが彼の凄いところです。
「で、その後御前の家にドーーーン!これってどうよ」
「もっと真面目に生きようよ!」
「えっ、俺いたって真面目だけど」
「何処がだよ!だからちゃんと考えて!」
今まで相棒にいつも思っていた言葉が出ました。
「あとそれも止めてね!」
「わかってるって。冗談に決まってるしーーー」
彼の苦労はまだまだ続きます。というか終わるんでしょうかこの苦労。
第九十九話 完
2008・3・8
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