第九十八話 楽しくない夢 ☆
第九十八話 楽しくない夢
散々ポーランドのことを心配して疲れ果てたその日。リトアニアは夢を見ました。ポーランドと一緒にロシアと喧嘩して負けた時の思い出です。
雪の中でロシアに負けました。それまでいじめられっ子だったロシアがえらく強くなっていたのです。
「わーーい勝っちゃった。ロシアは強いんだよーーー」
倒れる二人に対して自慢します。しかし自慢で終わりはしませんでした。リトアニアに近付いて彼に言うのです。
「ねえ君は賢そうだから僕の家で雇ってあげる」
「えっ・・・・・・」
「負けたんだから選択権ないよ」
一応ありますがその時はどうなっても知らないというのがロシアクオリティです。
「そんなのやだよ!」
ロシアの怖さはこの時から有名だったのでリトアニアは何とか逃げようとします。
「ポーランド!」
ロシアに手を掴まれてもポーランドに助けを求めます。
「ねえ起きてよポーランド!」
ポーランドは起きました。ところが。
「その顔マジ受けるしーーーー」
笑っていました。自分も負けたのに全く実感していません。しかもその間に後ろからオーストリアやプロイセンが迫っているのにです。
「あ・・・・・・」
夢の中で叫びます。ただし声が現実に出ています。
「あんにゃろおおおーーーーーーーーーっ!」
「何っ!?」
「何ですかっ!?」
目を醒まして叫ぶリトアニアの声に驚いてバルト三国の同志エストニアとラトビアも驚いて飛び起きます。本当に周りにあまり人材のいないリトアニアでした。というかどうしてポーランドとタッグを組んでいるのか本当に不思議です。
第九十八話 完
2008・3・7
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