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第九百七十九話 トマトもジャガイモも
         第九百七十九話  トマトもジャガイモも
 今日本とドイツとイタリアのいつもの三人で御飯を食べています。お握りにパスタにジャガイモ等がふんだんにあります。その中でふと日本が言いました。
「ところでこのトマトもジャガイモも食べるようになったのは最近ですよね」
「そうだよね、本当にね」
「今までなかったことだな」
 イタリアが作ったパスタの中にはトマトがあるのです。やっぱりイタリアの料理にトマトは欠かせません。
「アメリカのところが発見されてからなんだよね」
「それまでは食べたこともなかった」
「それを考えれば本当に最近ですね」
 日本もそのことをよく思うのでした。
「私もジャガイモだけでなくサツマイモを食べるようになったのはごく最近のことですしね」
「俺はプロイセンが食べているのを見て食べるようになった」
 ドイツがジャガイモを食べるようになったのはそれからだったのです。そしてそれはイタリアも同じなのでした。彼が言うにはです。
「俺もさ、スペイン兄ちゃんに教えてもらってからだったんだよね」
「私はサツマイモは上司に勧められて食べるようになりましたが」
 ジャガイモは何か気付いたらという感じだったのです。
「どうもその辺りはよく覚えていないところがありますね」
「いいんじゃない?美味しいし」
 イタリアはかなり簡単に考えて言いました。
「それで」
「全く御前はいつもそうして気楽だがな」
 そんなイタリアに対してドイツが小言を言います。そんないつもの日常を過ごしている三人なのでした。


第九百七十九話   完


                 2009・10・10
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