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第九十七話 本当に心配 ☆
                 第九十七話  本当に心配
「あーーバルシュキ食ったらちょい落ち着いたかも」
 ポーランドはもうくつろぎだしています。
「マジポーランド調子よくない?」
「あの、ポーランド」
 リトアニアはそんなポーランドに対して心配そうに尋ねます。
「さっき俺が言ったこと覚えてるかな」
「ハァ?」
「ハァ?じゃなくてさ」
 また不安が心の中で増大して胃を締め付けるのを感じます。
「どうなの?そこんとこ」
「つーーかマジ心配するなよ」
 リトアニアの心配なんか全く届いていません。
「ドイツとかこの前倒したことあるしーーー」
 記憶の中でドイツの親戚のプロイセンに勝ってその上でガッツポーズする自分自身が浮かびます。その横ではリトアニアがポーランドに難しい顔をしています。
「大丈夫くねえ?」
「あれは俺がいたからでしょーーーが!」
 早速突っ込みを入れます。
「御前単独で負けてたでしょ!」
「そうだったけ」
「そうだよ!」
 都合の悪いことは忘れるのがポーランドです。
「まあいいや。俺おしっこしたくなってきたし」
「えっ、おしっこって」
「じゃあまたな」
「えっ、待って!」
 けれどポーランドはもう電話を切ってしまいました。
「ねえちょっとポーランドポーランド」
 返事はありません。リトアニアの予想通りでした。
 それでもポーランドが心配なリトアニアは家の人をポーランドのところに送ってから連絡を入れます。
「ねえポーランドの様子はどう?」
 不安に満ちた顔で周囲まで見回しながら電話で尋ねます。
「ロシアさんの兵行っていない?ドイツさんとかも」
「今のところは何もないですねーーー」
 何処までも心配性なリトアニアでした。しかも報われません。


第九十七話   完


                  2008・3・7
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