第九百五十九話 その成り立ちは ☆
第九百五十九話 その成り立ちは ☆
「元々ですね」
リトアニアのベッドの中でのアメリカへのお話は続いていました。
「戦争で大きくなった国だったので戦争はそんなに強くないんです」
「そうだったんだ」
「一応最後まで抵抗したけれど結局戦争が増えただけでしたし」
言いながらポーランドと一緒だった時のことを思い出すのでした。
「でも今思えばポーランドに振り回されてたあの頃が一番楽しかったかなあ」
「それじゃあまた一緒になればいいじゃないか」
「あはは、そうですね」
アメリカの今の言葉に笑顔になって応えます。
「そうできたらいいですね」
「よし、それだったら僕が」
妙なところで正義感の強いアメリカが彼の今の言葉に応えました。
「正義の為なら協力するぞ!」
「また、そんな日が来たら」
けれどそう言っている間にリトアニアの目がとろんとなってきて。それに言葉もあやふやになってきてそうして。
「また一緒に麦畑・・・・・・」
「っておいリトアニア」
それで寝てしまったのです。それで残されたアメリカはといいますと。
「僕を置いて寝ないでくれよ!」
実はまだホラーのことを覚えているのでした。どうもかなり長い時間が経ったようなのですがそれでも彼はそのことを覚えているのです。
「一人じゃ怖いじゃないか。リトアニア!」
けれどもうリトアニアはすやすやと寝ています。その頃アメリカのお家のリビングではリトルグレイが震えながらもアメリカのそのホラー映画を観ているのでした。
第九百五十九話 完
2009・9・30
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