ブックリスト登録機能を使うには ログインユーザー登録が必要です。
第九十三話 自慢したら
                 第九十三話  自慢したら
「兄ちゃんただいま」
「ああ」
 ドイツと指きりげんまんしたイタリアは上機嫌で家に帰って来ました。見れば今日は家にはイタリア兄がいます。一応家族ですのでソファーに座ってカプチーノを飲んでいます。
「兄ちゃんの家はもう暑いのかな」
「まあな。ところで御前」
「何?」
「またドイツの家にいたのか?」
「そうだよ」
 何気なくイタリア兄に答えます。
「それがどうかしらの?」
「あんなゲルマンの田舎者なんかと仲良くなって楽しいか?」
 顔を弟に向けて尋ねます。
「どうでもいいが」
「ドイツは堅苦しいけれどいい奴だよ」
 少なくとも何だかんだで仲はいいです。
「今日だって協約結んだんだ」
「協約!?」
「そうだよ。それでいつも付けているペンダントくれたし」
 ドイツ名物のあの鉄十字です。誇らしげに兄に見せて話を続けます。
「今日はちょっと幸せだった・・・・・・」
 ぶちっ
 ところがイタリア兄はそのペンダントを引き千切って遠くに放り投げてしまいました。これは酷い。
「何てことするんだよ兄ちゃん!折角ドイツがくれたのに!」
「ええい五月蝿い!」
 泣いてぽかぽかと殴ってきた弟をあしらいながら叫びます。
「ドイツドイツって五月蝿いんだよ!」
「ドイツはいい奴だよ!」
 こうして喧嘩になりました。その後で。
「ドイツ御免!ペンダント御免!」
 寝る前のドイツに電話をかけて謝ります。
「兄ちゃんが!御免!」
「・・・・・・言いたいことはわかるから落ち着け」
 結局厄介ごとを回されるドイツでした。


第九十三話   完


                    2008・3・7
小説・詩ランキング ○●へ多利あランク●○site_access.php?citi_id=254078182&size=200 真・恋姫†無双~萌将伝~応援中!


+注意+
・特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
・特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)
・作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。