ブックリスト登録機能を使うには ログインユーザー登録が必要です。
第九十二話 鋼鉄協約 ☆
                 第九十二話  鋼鉄協約
 ヴルストを持ってイタリアのところに行ったドイツ。猫を抱いて座り込んでいる彼に声をかけます。
「イタリア。少し話があるんだがいいか?」
「あっ、ドイツ」
 ギギギギ、と音を立てて振り向くところが奇怪です。
「コンニチハイタリアデス!」
「別にロシアと仲良くなったからといって御前を忘れたわけじゃないからな」
 不器用に断りを入れます。
「えっ、ドイツ俺の考えてることわかるの!?」
「まあそういうわけだ」
「そういうわけって」
「約束するからとにかく小指を出せ」
「今変なこと考えていたからちょっと凄い恥ずかしいけれど」
「わからんから安心しろ」
 イタリアの考えがわかる程ドイツは鋭くはないのです。残念ながら。何はともあれ小指を結び合って。
「これって何なの、ドイツ」
「日本式の約束の仕方らしい」
「日本の!?」
「そうだ。これから多分危ないことも多くなるからな」
 これは容易に想像がつきました。何しろ周りは変な国ばかりのドイツですから。
「御前と俺で協約を結ぼう」
「俺と?」
「御前が危なくなったら絶対に援護してやるからな。もうそんなことで気を病むな」
「そうなんだ」
「けれどあれだぞ」
 これは一応言います。イタリアには無理だとわかっていても。
「俺が危なくなったら御前も援護するんだぞ。期待はしないが」
「えへへ、ドイツと協約かあ」
「ああ、それと」
 ここであれを出します。
「一緒にどうだ?」
「あっ、うん」
 最後は仲良く並んで座ってお日様の下でヴルスト、つまりソーセージを食べる二人でした。

第九十二話   完


                  2008・3・7
小説・詩ランキング ○●へ多利あランク●○site_access.php?citi_id=254078182&size=200 真・恋姫†無双~萌将伝~応援中!


+注意+
・特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
・特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)
・作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。