第九百十九話 幾万の星の下で ☆
第九百十九話 幾万の星の下で ☆
かくしてまたしても一人になることを覚悟したイギリス、今は何故か一人で荒野にいます。そこで星を見ながらお茶を飲んで勝手に黄昏ています。
「あーー、星が鬱陶しいぜ」
「イギリスさん」
誰かの声がしますが聞こえていません。
「いいさ。何時だって一人でやってきたんだ。これからもな」
「イギリスさん」
ここで日本が出て来ました。そのうえで彼に声をかけてきました。
「よかった、ここにいらしたんですね」
「日本!?」
イギリスも日本が出て来てびっくりです。
「夜分遅くにすいません」
「何で御前が!?確かロシアと」
そしてさらに日本に対して言うのでした。
「別れの挨拶なんか聞きたくないからな!」
「そうじゃないんですよ。あれは上司が勝手に言ったことで」
「えっ、そうだったのか!?」
どうやらそのようです。上司と日本の考えが違っていたようです。
「私もいきなりのことでびっくりしまして」
「そうだったのか。何てこった」
「それで急いでイギリスさんのところに来たわけなんです」
そういうことだったのでした。日本もロシアとお友達にはなりたくなかったようです。それよりもイギリスと、というわけなのでした。
「私は是非共イギリスさんとお友達になりたいのです」
「日本、それは本当か!?」
「はい」
「そ、そうか」
イギリスは呆然としてその話を聞いています。その彼に対してイギリスは言いました。
「それは俺もだ」
「イギリスさん・・・・・・」
「御前がその気なら今からでも友達になろう」
しかしイギリスはここで見事にイギリスたる由縁を発揮するのでした。
「だが勘違いするなよ!俺の為だからな!」
こんなことを日本に対して言い出したのです。
「御前の為なんかじゃないんだからな!」
(これまた随分と露骨な人ですね)
日本はその言葉を聞いて心の中で思いました。こうしてイギリスは日本にとってかなりいい条件でお友達となったのでした。
第九百十九話 完
2009・9・10
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