第八十八話 いらない子 ☆
第八十八話 いらない子
リトアニアがロシアの優しさに触れて涙を流していたその頃。イタリアは暢気に寝て夢を見ていました。その夢は。
日本とドイツがいました。何か話をしています。
「今度はあいつ抜きだな」
「そうですね」
そんな話をしています。面白いお花を見つけたイタリアはそれを二人に見せようと近付いたのですが何かおかしいのです。その話を聞いていると。
「イタリアはいらないな」
「そうですね」
イタリアのことを話しているのでした。
「また寝返られたら嫌ですし」
「好きにすればいいさ」
それをまたイタリア兄が軽く笑い飛ばすのでした。
「戦争は仲間裏切っても勝てばいいんだからな」
「ええっ、兄ちゃん何言ってるの!?」
イタリアはショックを受けたところに兄の言葉を聞いて大弱りです。
「二人は友達なのに。それに」
ドイツに近付いていいます。
「ドイツ、俺弱いけれど頑張るよ。だから俺のこと忘れないで」
それにドイツが振り向いた時に目が覚めました。そして慌てて服を着て叫ぶ言葉は。
「ドイツーーーーーーーーッ!」
隣に寝ていたドイツに足を投げ出して泣き叫びます。
「俺のこと忘れないで、御願いだからーーーーーーーーっ!」
「な、何だ!」
寝ているところにいきなり足を受けて驚くドイツ。見てみれば自分の上に立って泣いて震えているイタリアが。しかも服は上だけ着ていてトランクスすら穿いていません。とんでもない格好です。
「降りろ、それから服を着て泣くな」
まずはこう言います。それでも普段の冷静さが幾分消えてしまったドイツでした。
第八十八話 完
2008・3・7
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